2022年現在も根強い人気髪型の『ツーブロック』。毎年面接の時期になると、SNS上では「ツーブロックはダメ」だの、「髪型は個性のひとつだから良い」だの、さまざまな憶測が飛び交っていますが、実際のところはどうなんでしょうか?
<目次>
1. 社会人はツーブロックをどう評価する?
2. ツーブロックで臨むなら3点に注意
3. 究極は社風と社員の髪型に注目する
4. トレンドのヘアスタイルはどうか?
5. 髪型よりも中身のマッチングを
6. 第三者の視点を取り入れよう!
まずはツーブロックの髪型で面接に臨むのは、本当にNGなのか?この評価を見てみます。
◆社会人の評価は半々
まず、ツーブロックという髪型そのものについて、世間ではどのような印象を持たれているのかを確認していきましょう。
ツーブロックは最近生まれた髪型であるように思えますが、実は日本では1980年代に第一次ブームがありました。
その後、2011年頃から、有名俳優の影響もあり再び隆盛な髪型となっているようです。
しかし、その印象は、社会人にとっては大きく真っ二つに分かれています。
◎ ポジティブな評価(56%)
・ちょっとおしゃれな雰囲気がある
・最近はもう奇抜さを感じない
・社風にフィットすればよい
・スタイリッシュに見える
・髪の毛が長いよりはマシ
▲ ネガティブの評価(44%)
・お堅い企業では良い印象は与えない
・遊びの延長で就活をしていると感じる
・サイドが短すぎると圧迫感がある
・どんな話をしても軽薄に感じやすい
「ポジティブな評価」が若干「ネガティブな評価」を上回りましたが、内容を拾っていくと、『良い』ではなく『悪くはない』が多いところに注意です。
むしろ、「ネガティブな評価」では、大きく印象を下げてしまう可能性があることを示唆していますので、敢えて就職活動で「ツーブロック」を選択するのはリスクがあることを理解しておくべきでしょう。
リスクを含むツーブロックですが、3つの点を注意すれば、目くじらを立てて指摘されたり、評価がマイナスになることはありません。
その3点とは、
1.全体的に清潔感があること
2.刈り上げ過ぎないこと
3.スタイリング剤をつけすぎないこと
第一に、全体的な清潔感があることです。
前髪が顔にかかっていたり、フケがついていたりすることも避けてほしいですが、少なからずリスクを持つ髪型であるがゆえに、今まで以上にスーツの着こなしや眉毛・爪・髭などの手入れが必要になると考えましょう。
ツーブロックに加えて、目立つ色調のスーツやネクタイを着用し、眉毛は細く、髭も薄っすら残る……となると、印象は良くありません。
第二に、刈り上げ過ぎないことです。
ツーブロックの刈り上げる部分が極端に短いと、より鮮明なツートンカラーになり、悪目立ちする可能性を高めてしまいます。
5㎜以下となると、青っぽくなりますので、最低でも6㎜以上、できれば10㎜以上とするほうが無難でしょう。
第三に、スタイリング剤をつけすぎないことです。
ワックスやジェルで過度に固めてしまったり、派手に遊ばせてしまうと、面接に対する真剣度が欠けているように思われることも。
あくまでも整える程度に使用し、ナチュラル感を演出しましょう。
この3点を意識することで、印象をむやみに下げないパフォーマンスにつながります。
髪型に悩んでしまった場合は、志望する企業の社風と社員の髪型に注目しましょう。
会社説明会やインターンシップで出会う採用担当者や社員の服装、持物、振る舞い、そして髪型をチェックすることで、おおよその傾向を掴めるはず。
ただし、「社員がパーマだから、自分もパーマをあててもよい」ということではなく、その社員の服装・髪型を閾値とし、それを越えないように気をつけるべきです。
どうしても採用側である企業は、「就活生としての常識的な服装・姿勢」で画一的に捉えています。
そのため、あくまで「参考」とするために注目すべきでしょう。
ちなみに、想像がつくかと思いますが、一般的に閾値が低い(=髪型に対する許容度が高い)業種でいうと、クリエイティブ系・スタートアップ系・アパレル系が多く、反対に、閾値が高い(=髪型に対する許容度が低い)業種でいうと、金融系・ホテル系・官公庁系が多いです。
近年のトレンドとして、男性は「コンマヘア」「韓流センターパート」「マッシュ」など、さまざまなヘアスタイルが人気です。
これらに共通する「抜け感」や「ラフさ」は、ナチュラルな髪型という意味では、ツーブロックより目くじらを立てられる可能性は低いと思われます。
ただし、前髪でおでこが隠れたり、目や耳に髪がかかってしまうと、「自信がなさそう」「弱弱しい」といった印象を持たれる場合もあります。
特に営業職を志望する場合、「おでこを見せる髪型」は未だに根強い支持がありますので、参考にしてみてください。
こういってしまうと元も子もない話ですが、「髪型が個性的だから採用する」ということは99.9%ありませんが、「髪型がTPOにふさわしくないから採用しない」は可能性としてあり得ます。
もちろん髪型だけではなく、服装や態度など、些細に思えることで「不採用」となることは珍しくありません。敢えて繰り返すと、『本当に多い』です。
したがって、髪型への強いこだわりを持ちすぎるのではなく、きちんと企業と向き合い、仕事内容や将来のビジョンでのマッチングを図ることを大前提としましょう。
さて、ここまで髪型の注意点をお伝えしてきましたが、「自分ひとりじゃ、良し悪しが判断できない!」という場合もありますよね……。
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