新卒採用の時期になると、学生の方なら一度は合同説明会へ参加をする機会がでてくると思います。合同説明会は大学3年生を対象に大きい会場で毎年行われている複数社の企業が合同で開催している説明会のことですが、合同説明会に参加する際どのような服装が良いのか気になっている方もいらっしゃるでしょう。
<ダイジェスト>
合同説明会は服装に過度に気をつけなくても良い
合同説明会で服装に困った場合に参考にして欲しい6つのこと
服装自由と言われた場合の対処法
冒頭でもお伝えしましたが、合同説明会へ参加する際、正直そこまで服装に気をつけなくても良いのですが、ここでは服装に関する傾向などをみていこうと思います。
◆スーツと私服の割合は8:2
学生が初めて参加する説明会ということで、約8割の学生が合同説明会へはスーツで参加する傾向があります。まれに私服で参加している方もいますが、かなり浮きます。もちろん服装の指定がないのであれば私服でも構わないのですが、やはり合同とは言え公式な会社説明会ですから、スーツで行くことをおすすめします。
◆私服だからといって選考に不利になることはない
合同説明会が企業の開催する説明会だからといって、その場で面接が進むことも、内定が出ることもありません。合同説明会に参加する目的は「全く知らなかった業界や企業は発見する場」「業界及び企業に興味がわくか」を判断する場でしかありませんので、私服でいったところで、就職に不利になることも、有利になることもないでしょう。
◆IT系・ベンチャー系なら服装は気にしていない会社が多い
60年、100年以上続く、いわゆる老舗と呼ばれる企業であれば、服装が私服であることに対してあまりいい目で見られることは少ないかもしれませんが、ベンチャー企業の場合は社内でも私服の可能性が高いため、そもそも服装など気にしていない可能性は高いと言えます。
ただ、老舗だから私服がダメであるということでもありませんので、安心してください。よく合同説明会であっても必ず私服で行くことがマナーであると解説している記事も見かけますが、そこまで過敏に反応する必要はないでしょう。
次に、合同説明会へ参加する際に、服装で迷った場合に参考なることをご紹介していきます。
◆迷ったらスーツで行くのが無難
もし、服装をどうしようか迷ったら場合はスーツで参加するのが良いでしょう。公式な場であることは間違いありませんので、ビシッとスーツで決めていった方が、気持ちの入り方も違うはずです。
◆スーツの色は紺かダークグレー・黒のものが良い
スーツで合同説明会に参加するなら、就活をするにあたってスーツやカバン、靴、小物などを一式揃えたと思いますので、それを全て身に付ければ問題ないでしょう。ただ、スーツで少し担当者に印象を残したいのであれば、黒や紺よりも、ダークグレーなどのスーツを着てみると良いかもしれません。
良くも悪くも目立つかとは思いますが、面接が本格的に始まる前に、合同説明会で人事の方に聞いてみても良いかと思います。
◆私服で行く際は襟付きのシャツは着て行こう
スーツではなく私服で参加する場合は、キレイめなオフィスカジュアルを心がけて行くのが良いでしょう。スーツが多い中、合同説明会へ私服で行くなら、恥ずかしくない服装マナーで参加する事が必須です。
男性ならジャケットに襟付きシャツやチノパン。革靴である方が良いでしょう。女性でもジャケットや襟付きシャツは必須ですが、スカートは落ち着いた服装で、黒パンプスであることが望ましいでしょう。
就活の基本は清潔感とフレッシュさです。スーツで参加している他の就活生からも浮かないよう、コーディネートには気をつけないといけませんね。
◆髪型は清潔感を持って黒がベスト
合同説明会では茶髪などは避けた方が良いでしょう。ワックスなどでくしゃくしゃにしているのはもっての他ですし、毛先を遊ばせるのも避けた方が無難です。もししているからといって、なにかマイナス要素が生まれる訳ではないですが、印象を良く与えておく方がよいに決まっています。
◆アクセサリー系は外して行くのがマナー
ピアスや指輪、その他のアクセサリーを普段から身につけている場合は全て外していきましょう。できればピアスホールは塞いでしまうのがベストですが、就活時期だけしか外さないのであれば、塞いでしまうのは嫌だという方も多いと思いますので、アクリルやシリコン製の透明な目立たないピアスをつけておくのが良いと思います。
◆先の尖った靴などは避ける
先の尖っている革靴は絶対にNGです。就職活動の場に相応しくありませんし、担当者の印象も悪く、いいことは一つもありませんので、一般的な革靴を選んでいただければと思います。
よく合同説明会や会社説明会で服装自由と言われることがあると思いますが、そう言われた場合にどう行動していけば良いのかもみていきましょう。
◆自由で良いがオフィスカジュアルは前提
企業の担当者が服装は自由でいいといっている以上、どんな格好で行っても基本的には問題ありません。ただ私服で行く場合は、先ほどもお伝えしたように、普段着ているようなラフな格好ではなく、オフィスカジュアルであることが前提です。
企業からすると、自由といっても最低ラインは守ってくるだろうという前提で話していることは、忘れてはいけません。
◆服装自由に隠された意味
特に規定がない場合、スーツでいくのが無難ですが、自由と言われたら必ずしもスーツでなくてはいけないということはありません。ただ、社会人として第一歩を踏み出す手前のあなたを見てもらうというのが面接の基本ですから、わざわざ「スーツ着用」と規定しなくても当たり前にスーツでくるだろうと、担当者は思っています。
また、面接時には人事の方だけではなく、役員の方も同席する可能性がありますから、ここでもやはり、「迷ったらスーツ」で良いと思います。
◆もし服装自由なのに注意された場合
服装自由ですので、その言葉の裏を勘ぐる必要は全くありませんが、もし、仮に服装自由という記載があり、私服でいったら注意されたり、面接を拒否されるようなことがあれば、そのような企業は選考を受けないという選択肢を持っておいても良いでしょう。
合同説明会におけるスーツや私服の服装について考えてきましたが、結論としてはスーツでいけば問題ありません。変に奇を衒うようなことはせず、リクルートスーツを一着買って、臨んでいただければと思います。