学生が社会人と話すとき、気をつけたいのが“失礼のない言葉遣い”。セミナーやマニュアルでも、「敬語を使えるようにしておきましょう」「学生気分の言葉遣いには注意しましょう」などと注意が呼びかけられています。
インターンシップ生を受け入れたことがある担当者131名に、インターンシップ生の言葉遣いについて注意したことがあるかどうか、ある場合はその内容を聞いてみました。
【インターンシップ生の言葉遣いについて注意したことはありますか?】
・ある 27.5%
・ない 72.5%
ある人は27.5%。4人に1人以上の割合です。では、どういう言葉遣いがNGとされたのでしょうか?
もっとも多かったのが、敬語問題。そもそも使わないという声に加え、使い方がおかしいという声が続出しました。なかには、
「取引先からうちの社長宛に電話があり、不在を伝える際、「うちの社長さんはおでかけになられています。」と言った。理解不能」(女性/総務・人事・事務/39歳)
と呆れた声も。
・敬語を使わない(女性/その他/36歳)
・間違った敬語(男性/営業・販売/45歳)
・敬語が使えない(男性/コンピュータ関連以外の技術職/42歳)
・二重敬語(男性/その他/22歳)
会社(年長者)の人間にタメ語を乱用するというもの。基本的にタメ口というケースのほか、“時々混ざる”というケースもあるようです。
・タメ語になる(男性/研究・開発/31歳)
・タメ口で話す(女性/その他/44歳)
・友達のような言葉遣い(男性/公務員/41歳)
・たまにタメ口が混ざる(女性/会社経営・役員/42歳)
・年長者に対してタメ口(男性/その他/38歳)
・上司に対してのなあなあ語(男性/営業・販売/39歳)
・学生気分の言葉使い(男性/営業・販売/41歳)
具体的に、気になる言葉遣いで目立ったのは、「~っす」「~っすよね」というもの。使うほうは「です」の派生型(?)であり、それほど失礼ではないつもりなのかもしれませんが、聞くほうはタメ口と同レベルの扱いと感じられるようです。
・~っす、みたいな体育会系的な(男性/公務員/44歳)
・~っすよね(男性/営業・販売/36歳)
・「っす」という言葉使いを注意した(男性/営業・販売/37歳)
・ですますをハッキリ言えと注意した(男性/その他/40歳)
敬語を使わない、タメ口というだけでなく、「褒めると伸びるタイプなんで叱らないでくださいよー」(女性/その他/31歳)と、何やら馴れ馴れしい言葉遣いをする学生がいた、という報告もありました。仮に、会社の人が同じ大学や知り合いなどだったとしても、インターンシップ生という立場をわきまえて!
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年7月15日~2016年7月21日
対象:企業のインターン受け入れ経験者 計131名