相手の話す内容に相槌をうつ時に使う「なるほど」という言葉。ビジネスシーンでは、時として相手に不快感を与えているかもしれないそうです。同意でも反対でもない「なるほど」は便利ですが、軽い言い方をしたり、連発しすぎると、なんとなく“テキトーに頷いている(話を聞いていない)感”が出てきてしまうのかも。また、なかには“上から目線”を感じる人もいるようです。
そんな「なるほど」のように、ほかにも思わず“ムカッ”とされるものって、あるのでしょうか? JOBRASS編集部では、インターンを受け入れたことのある企業の会社員104名を対象に、インターンの受け答えに、思わず“ムカッ”としたことがあるかどうかを尋ねてみました。
【インターンの受け答えに、思わずムカッとしたことがありますか?】
・ある 18.3%
・ない 81.7%
「ない」という人が8割を超える一方で、「ある」と答える人も2割弱。では、どんな受け答えに、どんな理由でムカッとしたのでしょうか?
「ですよね」は、どこか他人事感が出てしまうワードのよう。タイミングによっては、言外に“私は関係ない”“私は悪くない”というにおいがプンプン!?
・何度目かのミスを注意しているのに他人事のように「そうですよね」と返答されたとき(女性/その他/31歳)
・説明中に「ですよね」(女性/総務・人事・事務/38歳)
・「そっすね」とそっけない返事だった時(女性/その他/27歳)
・なんでも「なるほど」とリアクションされた(男性/営業・販売/41歳)
前述、「ですよね」「なんでもなるほど」を総括したのがこちら。とにかくテキトー感が漂う相槌などは人を苛つかせます。
・適当だった(男性/公務員/39歳)
・同じ相づち(男性/営業・販売/42歳)
・教えてあげてるのに適当に返事してるような感じで、結局言われたことが出来てない(女性/総務・人事・事務/43歳)
・すぐに返してきたこと(男性/営業・販売/36歳)
その他、「いそがしいときに話しかけてくる」(女性/公務員/29歳)という相手の状態をみない受け答えや、「もうすぐ上がり(勤務時間終了)なんで」(女性/その他/43歳)など、話をしようとしているこちらの姿勢をぶった切るような受け答え、「わざわざ教えてあげたのに上から知ってますと言われた」(女性/総務・人事・事務/31歳)と、好意を無にするような応対も人をムカッとさせる可能性があるようです。
ちなみに、今の時代、「説明している時にメモをとらず、ボイスレコーダーで録音していた」(女性/総務・人事・事務/40歳)という意見も。スマホカメラで板書やメモしたいことを撮影する世代には当たり前なのかもしれませんが、ボイスレコーダーの活用は、人によってはまだまだ微妙!? ボイスレコーダーには「そのまま録音できて、聞いたことを間違いなく記録できる」という利点はありますが、そもそもは真剣に聞く姿勢が求められます。もし録音するなら、一言添えたほうが無難かも。
たった一言、されど一言。社員と短い時間しか一緒に過ごすことのできないインターンという立場では、その一言ですべてを判断されることもしばしばということを、肝に銘じておきましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年6月16日~2016年6月22日
対象:企業のインターン受け入れ経験者 計104名