(※このコラムは、2015年8月10日に2016年卒学生対象メディアJOBRASSマガジンにて公開されたものです。)
成蹊大学経済学部
M.S.
内定先:アパレル小売会社
私にとって就職活動でした一番の苦労は、メンタルを保つことでした。そしてそれを乗り越える方法は、志望業界の違う価値観の同じ友人と会うことでした。初めのうちは“お祈りメール”が来るたびに落ち込んでしまい、やる気を一時的に失くすということ繰り返していました。就職活動に慣れて3ヶ月ほど経ったとき、たまたまあまり深い話をしたことのない友人と話す機会がありました。その友人は私と受けている業界は違いましたが、就職活動に対する考え方などが似ており、意気投合することができました。それからはその友人と定期的に会い、お互いに励まし合い、時にはダメだしもし合うことが出来る関係になり、最後まで支え合うことが出来ました。
12月に入ってから、私は就職活動を始めました。プレエントリーを済ませ、1~2月は説明会とエントリーシートの記入に時間を当てていました。3月からは面接が始まりました。それからも面接を重ね、5月末に内定を頂いて就職活動を終了しました。私は最初にエントリーした企業以外でエントリー数を増やすことしなかったため、比較的スムーズな就職活動だったと思います。プレエントリー時にしっかりと業界分析や企業分析を行い、エントリーの段階でしっかり自分の進みたい道を決めることできると良いと思います。
絶対にここで働きたいという強い思い、嘘をつかない正直さを認めてもらえたことだと思います。とても行きたい企業だったため、徹底的に企業分析をしました。インターネット上にある情報をほとんど網羅し、OB・OG訪問ももちろん行いました。そして、面接では絶対に嘘をつかないようにしました。就職活動では話を盛ることや、時には嘘をつく方が良い場合もあるかもしれません。けれど私はそれに疑問を持っていたため、全てを正直に話し、企業と向き合いました。その正直さを認めていただけたと思っています。
マーケティングのゼミの活動に力を入れていました。私の所属していたゼミでは、企業の方からの課題を頂き、市場調査、ターゲット選定、コンセプト選定、具体案の提示をチームで行い最終的に企業の方々にプレゼンするという活動をしていました。実際に企業の方と行うため、週5回、図書館で作業するのが当たり前でした。チームで揉めることや、アイディアに行き詰まるなど辛いこともありましたが、大学生ならではのアイディアを評価していただくことが出来ました。
最後まで絶対に諦めず、自分を信じてあげてください。就職活動は思い通りにならないことだらけで、とても辛いです。けれど、自分のことを見つめ直すとても良い機会でもあると思います。周囲の人を頼って泣いてもいいです。けれど、絶対に諦めないでほしいと思います。そして、最後まで自分のことを信じてあげてください。自分を応援してあげることができるのは、絶対自分自身であると思います。決して楽ではないことも多いと思いますが、本当に応援しています。