慶應義塾大学経済学部
Y.M.
内定先:外資系投資銀行
金融に関する事前知識が全くなかった為、どのように勉強すれば良いか分からず何をするにも手探りでした。
なんとか周りの就活生に追い付こうと思い、就活サイトに掲載されている選考レポートや、同業他社への就職を考えている友人からのアドバイスを参考にし、その他片っ端から参考文献を読み漁りました。
また、自分は行いませんでしたが、OBやOGの方にどのような対策を行ったか伺うのも有効と思います。加えて、選考時期が早かった故に就活の辛さを共有出来ない事がとても歯痒かったです。これに関しても、同じ業界を志望していた友人と支え合うことで、乗り越える事が出来ました。
3年生の夏頃にインターンが開催され、秋頃から本選考が始まりました。
ESとWEBテストを通過すると、その1、2ヶ月後に1次面接が行われます。面接の次はジョブ選考があり、面接の約2週間後に行われました。それに通過すると、ジョブの約1ヶ月後に9時間に及ぶ最終面接(スーパーデーと呼ばれるもの)があります。
これらを経て、最終的な意思確認をリクルーティングチームと何度か行った後、内定が出ました。
元々金融業界を志望していた訳では無かったので、知識面で周りの就活生と比べて自分が劣っていると感じる事が多々ありました。しかし、見栄をはっても仕方がないので、現時点で自分に知識がない事は素直に認め、今後それをどう改善していくつもりなのかを率直に伝えました。
自分を大きく見せようとするのではなく、等身大の自分を見せることで、本当に自分がその企業に相応しいかどうか、企業側も見極めやすかったのではないかと思います。
学生時代はゼミでの論文執筆に注力していました。
3年生の夏に海外大学とのインゼミ(論文コンテスト)がベトナムにて行われ、その際、私達のグループは「アベノミクスにおける金融政策」について考察しました。海外で行われるインゼミと言うことで、英語で論文を執筆しなければならなかった点にとても苦労しました。
しかし、議論を繰り返しながら校正を行うという非常に充実した日々を過ごす事が出来、その結果コンテストにおいても入賞する事が出来ました。
就職活動は4年生から始めるものだという認識が蔓延っていると思います。
しかし、時間的に余裕があるのであれば、早くから対策を始めるに越したことはありません。
そもそも外資系に就職しようと思っていなかった私は、夏頃に開催されたインターンに参加することで、結果的に金融業界に興味を持つようになりました。自らの選択肢を狭めるのではなく、能動的に様々な事に挑戦する事で新たな選択肢が開ける事もあります。
使える時間は限られているので、出来ることは早い内に始めた方が良いです。