大変なことも多いですが、やっぱり就活は楽しいもの
氏名:M.R.
出身大学・学部:慶應義塾大学文学部英米文学専攻
志望業界:化粧品、百貨店、航空
説明会参加:20社
先輩訪問:30人
エントリーシート提出:30社
面接:25社
内定:3社(化粧品)
活動費用:約120,000円程度(交通費50,000円、食事代30,000円、証明写真10,000円、スーツ30,000円)
【大学3年生8月】製薬会社のサマーインターンに参加し、就活を開始。
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【大学3年生11月】5日間のインターンに参加。
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【大学3年生1月】航空会社のインターンに参加。
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【大学3年生2月】航空と化粧品の2社のインターンに参加。OB・OG訪問も開始
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【大学3年生3月】説明会が解禁。職種を絞っていたので、行きたい業界の説明会中心に20社くらいの説明会に参加する。またOB・OG訪問も本格的に行う
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【大学4年生4月】練習的に選考を受け始めた。またESも書き始める。説明会やOB・OG訪問も並行して行う。
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【大学4年生5月】自己分析などをして面接の準備を中心に。
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【大学4年生6月】選考が本格的に開始。中旬に一気に3社くらいまとめて内定が出る。入社先を決めて就活終了。
まず最初に、インターンについてお伺いさせていただきます。就活でインターンをどのように活用したか教えてください。
インターンを活用した一番の目的は業界研究です。始めはあまり業界を絞らず、選考の練習も兼ねて興味があるような企業に全てエントリーしました。実際にいくつか参加した結果、自分がどの業界に向いているか知ることができました。インターン内でいっぱい知らない人とGDができたので、自分の意見を論理的に言うことの練習にもなりました。
また、PCで調べるよりも、企業の人の話をたくさん聞いて内部を知る方が、より会社についての理解も深まりました。インターンでは違う大学の人と関わる機会もあったので、お互いに情報共有をしたり、刺激をもらってモチベーションが上がったりしたのも良かったです。
なるほど、ありがとうございます。練習になる、企業への理解が深まるなど、インターンの良いところがたくさんわかりましたが、逆にインターンに期待してたものが得られなかった体験などはありましたか?
いくつかありますが、あまりに人数の多すぎるインターンや1dayのものは参加するだけで終わっちゃうようなものが多かったので、行かなくても良いと思います。そういうインターンは社員の方からのフォローなどがもらえないものも多いので。私は5日間のインターンに一番多く行きましたが、得られるものとかかる時間のバランスが一番ちょうどよかったなあと思います。
また、インターンが選考に直結しているような企業のものに参加すると、逆にいつごろになにをすれば良いのかが不明瞭になる、というリスクもあると思います。そういうインターンに参加してももちろん内定ができるかはわからないですし、不安が募ったりもしました。私はチーム対抗のインターンで優勝できたこともありましたが、特に内定につながることはありませんでした。あまり選考を意識しすぎて受けないほうが良いのかもしれません。
続けて、二つ目の質問に移ります。面接についてお伺いさせていただきたいのですが、特に力を入れて対策した点を教えてください。
ほとんどの企業では面接で聞かれることは二つしかありません。学生時代頑張ったことと、志望理由についてです。なので、それらについてできる限り自分の言葉でわかりやすく話せるよう、力を入れて対策しました。私の場合、学生時代頑張ったことはチアのことでしたが、複数の頑張ったことを聞かれる企業もあるので、一番に話すのはこれときめつつ、優先順位を三つくらい決め、何個か準備していきました。
志望理由については、業界を絞っていたこともあり、どの会社を受ける際もあまり変えずに話していた気がします。最初は自分一人で練習をしていたが、面接の場で人に伝えないといけないので、友達に言う練習をしたりしました。一つの話に対してなんで、なんで、とどんどん深掘りをしていき、聞く側にうまく樹形図的なイメージが描けるように話すようにしていきました。
ありがとうございます。ちなみに面接で志望動機を話す際に、他に注意していたポイントなどはありますか?
話す内容にももちろん気を使っていて、自分の経験をもとに語ることを大切にしていました。インターンやOB訪問でこういうところに感銘を受けた、幼少期に海外行った体験など、エピソードと絡めて話すことを心がけていました。なので企業研究をする際にも実際に行動し、OB訪問に行くとか、その企業の本を読むとか、新聞で記事を調べるとか、その企業について深く知ることを意識しました。
ちなみに、予想外の質問が来た時は気にせず、自分らしくを心がけました。どういうときに怒りましたか?嫌いな人いますか?など答えにくいものを聞かれることもありましたが、そういうときは一言で終わらせず、話を膨らませ、こういう風に思う!など自分の意見をはっきりと言うようにしていました。
自分一人で抱え込まず、いろんな人と話してください。少しでも興味を持ったら実際に行動してみてください。また準備はしっかりしましょう。SPIも早め早めに、OB訪問も事前にちゃんと準備し、面接の準備もしっかりすることが大切です。ちゃんと頑張った分は成果になって表れます。また、就活に夢中になりすぎないことも大切だと思います。アルバイトも気晴らしになりますし、友達とどこかへ出かけることも重要です。程よくバランスとって、就活で頭がいっぱいになりすぎないことが大事です。
私はあまり抱え込まなかったんですが、仲いい友達が最後の最後に、いかに就活で苦しんでいたか、ということを相談してくれました。もう少し早いタイミングで相談して欲しかったな、と今でも思います。最後まで抱え込んじゃうと失敗する可能性もあるので、途中でまわりに助けてもらう方が良いと思います。面接や就活は人と向き合うことなので、あまり一人でやりすぎないほうが良いです。
最後に、大変なことも多いですが、やっぱり就活は楽しいものだと思います。こんなに自分の思いを伝えられる場はありませんし、新しい世界を知ることができる機会はなかなかありません。自分についても、会社についても、いろいろと深く考えることができ、成長することができるチャンスです。楽しく頑張ることを大切にしてください!