定期的な気分転換をすることが何より大切
氏名:N.K.
出身大学・学部:横浜市立大学国際総合科学部
志望業界:素材、精密機器、商社
説明会参加:15社
先輩訪問:20人
エントリーシート提出:20社
面接:12社
内定:3社(精密機器)
活動費用:約150,000円程度(交通費80,000円※週5程度都内と往復したため、食事代20,000円、スーツ代50,000円)
【大学3年生11月】大学院にいる先輩に急かされる形で就活を開始。ベンチャー企業の説明会などに参加。
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【大学3年生12月】業界を絞らずにインターンに参加。主に不動産や広告など。
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【大学3年生1月】ベンチャーなどの面接が始まる。
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【大学3年生3月】ナビサイトがオープンし、説明会が解禁。いろいろな企業の説明会に参加。
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【大学4年生4月】面接と説明会が本格化。素材メーカーと専門商社を中心に受ける。
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【大学4年生5月】中旬くらいから志望企業の選考が本格化。下旬くらいに1社目の内定が出る。
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【大学4年生6月】面接ラッシュ。中旬に2社から内定し、就活を終了。
まずはじめにOB・OG訪問についてお伺いします。あまり力を入れない就活生も多い中で、OB・OG訪問に特に力を入れた理由を教えてください。
僕がOB・OG訪問に特に力を入れた理由は2つあります。1つ目は社会人の先輩方と話す経験が積みたかったからで、2つ目は志望企業の内部についてより深く知ることができるから、です。
就活を始めてから、ほぼ同時くらいのタイミングでOB・OG訪問を始めました。それまでの学生生活で特に社会人の方と関わる機会がなかったため、就活をしよう、と思った段階で社会人慣れしておかないといけない、また社会人の方とうまく話す力を付けたい、と思ったのがきっかけでした。回を重ねるごとに志望企業のことを深く知れるなと感じ、さらに訪問の予定を入れていくようになりました。
なるほど。最初は社会人慣れしたいという要素が大きかったんですね。ちなみに具体的にどんなOB・OGに訪問されてましたか?
僕の場合は、大学のOB・OGを中心に訪問していました。同じ大学の先輩ということもあり、距離が近く、それぞれの企業の良いところから悪いところまで、親切にいろいろと教えていただけました。あまり気を使わずに相談できたこともありましたし、今振り返ってもすごく役に立ったなと感じています。
OB・OGの方に会うにあたり、注意していたこともあります。僕の場合、質問事項を事前にまとめたうえで、メールで三日前には送信するようにしていました。社会人の方も皆忙しい中、ご協力していただいているので、自分としても出来る限り有益な時間にできるよう、事前に準備をすることが重要と思ったからです。
また、必ず聞く質問もいくつか決めていました。話している間の自分の姿勢がどうだったか、喋り方がどうだったか、内容がどうだったか、など自分の改善すべきところがないか、などです。これらを踏まえ、よりよく改善するよう常に考えていました。
続けて、二つ目の質問に移ります。面接をうまく乗り越えるための対策について。
最初の頃、私はベンチャー企業や早期選考を行っている大手企業を中心に受けていましたが、それらはほぼ面接で落とされてしまいました。理由を振り返ると、特に面接で話す内容をもっと志望企業ごとにチューニングするべきだなと感じました。
また、OB・OG訪問で指摘していただいたんですが、髪をあげて爽やかにし、第一印象を良くしたほうが良いということに気づきました。そうしてどういった内容が受けるのか、試行錯誤を繰り返した結果、うまく選考が進むようになって、最終的に3社から内定をいただけました。
OB・OGからの指摘なども踏まえて試行錯誤していったんですね。ちなみに、特にどんな対策を重点的に行っていましたか?
特に重点的に行ったのは友達との面接練習です。受けている業界が完全に被っている友達がいたので、空いてる時間に大学で面接練習やお互いのフィードバックを繰り返すようにしていました。自己PRや学生時代に頑張ったことなどを反復することで、実際の面接の場でもすらすら話せるようになりました。また、お互いに突拍子のない質問を振って、それに答える練習なども行った結果、面接時に圧迫質問などがあっても臨機応変な対応ができるようになりました。
あとは熱意を伝えることを特に意識していました。複数の面接官がいる選考の際は、全員の目を直接見て熱意を伝えていました。集団面接の際にも、逆質問の時間に、第一志望であることをちゃんと宣言するなど、常にアピールする姿勢を持つように心がけていました。
オンオフの切り替えをうまくしてください! 特にオフの部分が重要です。たとえば面接が1日に3件立て込んだ日は夜は友人と飲んで愚痴や近況を共有するなど、リラックスする時間を作ってください。振り返ってみて、友人とのなにげない会話に本当に助けられ、就職活動を通して如何に大きい存在だったか、と改めて感じました。一人でいるよりも友人と会話した方がアイデアなども生まれますし、解決できることは多かったです。
そして就職活動は出来る限り失敗を恐れずチャレンジして、それを楽しんでください! もちろん面接などで失敗することもありますし、僕も実際に落ち続けた時期もありました。そういった中で面接内容などを思考錯誤しながら、本命企業に向かって焦点を定め、逆算していくような就活ができたら、間違いなくいい就職活動になると思います。また、その方が楽しいはずです。
最後に、就活は辛いこともありますので、そんなときはとにかくお酒を飲んでいろいろ忘れましょう! 僕もプロントなどのカフェでESを書いていたはずが、いつの間にかビールを飲んで酔っ払っていたことなどもありました(笑)。定期的な気分転換をすることが何より大切です。頑張ってください!