インターンに参加できるのはいいけれど、せっかく実際の職場に行くのであれば、企業側の人間の目に止まりたいもの。志望している企業ならなおさらです。
JOBRASS編集部では、インターンを受け入れたことのある企業の担当者104名に、インターン生を受け入れる中で、「このインターン生はデキるヤツだ!」と思った経験があるかどうか、そして「ある」と答えた人にはどういうところで「デキる」ヤツだと思ったのかを教えてもらいました。
【インターンを受け入れる中で、「このインターン生はデキるヤツだ!」と思った経験はありますか?】
・ある 31.7%
・ない 68.3%
調査の結果、「ある」と答えた人は約3割。では、どういうところで「デキる」と思ったのでしょうか?
理解力があるのは、もっとも「デキる」と思わせるポイントですが、「理解しようとする姿勢」も大切です。
・1教えると3くらい理解してくれた(男性/その他/38歳)
・呑み込みが早かった(男性/総務・人事・事務/49歳)
・レポートを提出してもらったとき、理論がしっかりしていて人を説得させるきちんとした考察ができていたこと。飲み込みが早く、教えたことを自分のものにするのが早かったこと(女性/コンピュータ関連以外の技術職/36歳)
・指示の内容をすぐに理解し、実践できる(女性/その他/28歳)
・いちど聞いただけでしっかりと物事を進められる(女性/その他/36歳)
指示を待つばかりではなく、自分の頭で考えた提案ができるかどうか。もちろん独りよがり、勝手な行動はNGです。
・指示待ちでは無く、積極的に動いていた。初日からしっかりメモを取り、翌日には家できちんと復習してきていて、要領を得ており、プラスαの動きをした(女性/その他/30歳)
・たまたま不具合が発生した際に、再発防止の案を自発的に出してきた(男性/営業・販売/39歳)
・仕事を予測して行動できる(男性/公務員/43歳)
質問に対する答えや、何かの折に自分の意見をはっきりと言えるかどうか。疑問点を整理してきちんと相手に伝えられるかどうか。仕事をするうえで、とても大切なポイントです。
・質問に対する適切な答え(男性/公務員/43歳)
・自分の意見をはっきり言う(女性/公務員/45歳)
・疑問点をしっかり質問できること(男性/営業・販売/45歳)
・受け答えがとてもしっかりしている(女性/総務・人事・事務/31歳)
・きちんと対応する(女性/コンピュータ関連以外の技術職/38歳)
前述で記載しましたが自分の意見を言う、相手の言うことを聞く、そして気配りなどを総合して「コミュニケーション能力がある」(男性/営業・販売/36歳)と答えた人もいました。
・気配りが上手だと思った(女性/その他/28歳)
・相手の気持ちのわかる人間(男性/その他/36歳)
パソコンを駆使できると、“おおっ”と思わせられるようです。というのも、学生は案外Wordやエクセル、パワーポイントなど会社員にとっては必須ともいえるソフトを使っていない人も多いため。資料作りなどでは重宝されるでしょう。
・レポートつくるのうまい(男性/公務員/40歳)
・IT(男性/その他/40歳)
まとめると、「礼儀・言葉遣いは基本。理解力が早く、仕事に対する自発的な姿勢をもち、パソコンスキルがあればなお良し」というところでしょうか。ちなみに、聞かれてもいないのに、「自分は凄い」アピールをしてもあまり効果はありません。あくまでも“仕事に対する姿勢”をみられていることをお忘れなく。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年6月16日~2016年6月22日
対象:企業のインターン受け入れ経験者 計104名