こんにちは。
「合同企業説明会で何をするべきか…入社3年目が振り返って考えてみた。」など入社3年目シリーズを書いておりましたが、ついにわたしも入社4年目になりました。
引き続きよろしくお願いいたします。
さて、今回の考えてみたシリーズは「女性の働き方」についてです。
意外と大きなテーマなんですよね。こうした分野の専門家も多くいらっしゃいますし、授業で勉強したという方もいるのでは。
学校などで女性向けの講演や就活イベントを聞いたり、友達と話していると「ワークライフバランス」「バリキャリ」「女性管理職」「育児・出産」「育休・復職」など女性のキャリアに関するいろいろなワードが聞こえてきます。細かいデータや数値を出して「女性のキャリアとは」と、難しく説明することも可能なのですが、今回はわたしが実際に働いてみての個人的な意見をメインにお伝えします。
働く上で、女性と男性の差を感じることはあるか、と言われると、結婚や育児を行っていないわたしにとってはまだあまり感じたことがないのが正直なところです。
ただ、出産・育児を経験された先輩社員の方を見ていると、お子様の病気などで急遽休まれたり、保育園のお迎えの時間の都合で、時短制度を使われたり……「自分一人のことだけでスケジューリングが出来ないことは増えるのだろうな」と感じているところです。
特に女性は母親・奥さんとしての自分と、会社員としての自分とのバランスを考える機会が増えるため、就活の時から早めに考えておきましょう、というのが一般的な考え方かと思います。(育児に関しては今後は男性も考える機会が増えるとは思いますが、現状としては女性が担っていることが多いのでその視点で書いています)
では働きやすさとは?と考えてみると、これは男性も女性も関係なく、自分事として考えていくことだと感じています。女性だからこれが必要だよね、男性だからこれは必要ではないよね、という印象に囚われていると、入社してギャップを感じてしまうことが増えてしまうと思います。みなさんが思っている以上にひとりひとり働きやすさの感覚は全く違うのです。
改めてですが、働きやすさとはなんでしょうか。わかりやすくいうと「仕事をどのような感じでやっていきたいのか」ということです。
……わかりづらい、ですね。
ではまず、以下の問いを考えてみてください。
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■自分自身にとっての働きやすい会社はどんな会社ですか?
下記から自分の大事にしたい項目を3つだけ選んでください。また、なぜその項目を選んだのか? その理由も併せて考えてみてください。
□仕事とプライベートのバランスを大事にしたい
□自己実現のために働きたい
□自己成長したい
□誰かの役に立っているという実感をもちたい
□社会貢献性の高い仕事をしたい
□仕事を通して何かを極めたい
□勤務時間・休憩に余裕がある環境で働きたい
□縛られない自由な働き方をしたい
□国際的な仕事をしたい
□何かに挑戦するような仕事がしたい
□好奇心を満たせる仕事をしたい
□安定した職場に勤めたい
□達成感が得られる仕事をしたい
□何かを創造したい
□自立したい
□高収入を得たい
□何かを指導するような仕事をしたい
□誰かに奉仕する仕事をしたい
□自宅近くの職場に勤めたい
□仕事を通して何かを探求したい
□やりがいのある仕事をしたい
□出産しても長く働きたい
□人間関係が良い職場に勤めたい
□福利厚生の整った職場に勤めたい
□大企業で働きたい
□自分に合った雰囲気・風土の職場に勤めたい
□ベンチャー企業で働きたい
□中小企業で働きたい
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選択したものをぜひお友達と共有してみてください。
結構な割合でお友達は、みなさんと別の選択肢を選んでいるはずです。
何が言いたいかというと、「仕事とプライベートをはっきり分けたい」という人もいれば、「管理職になるまでバリバリ働きたい」「育児や子育てをしながら働きたい」という人、「仕事が趣味になるくらいまで没頭したい」という人など、どれくらい働きたいかというのは人によって様々なんですよね。この度合いにぴったり合う会社こそが「あなたにとって働きやすい会社」なのだと思います。
「女性の働き方」というと、どこか一括りで考えがちですが、決してそうではありません。働き出すと分かると思いますが、ひとつの職場にはいろいろな思いをもって働いている人がいるのです。
わたしもいろいろな友人と話しますが、仕事を重視する人間と、いち早く家庭を持ちたい人間では全く意見が異なってきます。
「休日に仕事に関する勉強してるんだよー」というと、「そういうものは会社で研修として用意されてるものだから自分ではしない」という人もいれば「私も独学で勉強したい!」という人もいます。また、男性と同じ指標で評価されたい人もいれば、そうでない人もいるのです。
大事なのは、その自分の思いや考え方、理想に近づける会社を探すことではないかな、と思っています。企業には既に福利厚生が整っていたり、きっちりとした制度がある場合もありますが、今後みなさん自身が「もっとこうしたら働きやすくなる」と考えたときに、その意見が反映されるような環境を自分で作ることも大事です。そうした熱量が注げる会社に入っていくべきなのだと考えています。確実に、最初から一般社員の話など聞けない!!という態度な会社だと働きづらいですよね。女性の働きやすさという視点だけではなく、「自分」が働きやすい環境ってなんだろう?と考えてみてください。
ぴんとこない方、ますますわからなくなってしまった方に、一番早い方法をお伝えします。
それは「いろいろな人の意見を聞いてみること」です。案外いま持っている自分の価値観は狭い世界の話だったりします。
同世代はもちろん、違う学校に通う方や、すでに社会に出られている方、いろいろな人の意見を聞き、共感できるかどうかを考えることで、自分の意見を明確にすることができます。自分と同じ意見の方、違う意見の方に、出会うことであなたにとっての働きやすさがわかってくるはずです。
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