就職活動も本格スタートして約1ヶ月、みなさん疲れていませんか?
毎日、将来のために一生懸命動いていることでしょう。慣れない新聞を読んだり、慣れないスーツと靴で歩きまわったり……「そろそろ疲れてきたよ~」「もう就活したくないよ~」なんていう声をよく聞きます。中には「書類選考が通らない」「筆記試験、面接が通らない」といった悩みが増え、焦りや不安に苦しんでしまっている人もいるかもしれませんね。
疲れがとれないまま活動していると、なかなかうまくいかないものです。
そんなあなたに今必要なのは、上手な休憩。とはいえ就活中ですから“休憩する”といっても頭の片隅では「この間にもライバルは動いているかも」「こうしている時間がもったいない」と思ってしまう人も少なくないでしょう。
私がオススメする“上手な休憩”は、就活にまったく関係のないことをして、就活を忘れることではありません。頭をリフレッシュさせながら、就活も進められる方法、それが“上手な休憩”です。
最近、TVや映画は観ていますか?
今回は、就活を進めていく上で“ためになる”TV番組と映画を紹介します。あなたの視野を広げたり、悩みを解決したり、前向きな気持ちにしてくれるものを選びました。ぜひ、観てみてください。
≪ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!≫
◆放送……TBS系列で毎週土曜日19:56~20:54放送(地域によって異なります)
◆出演者……ネプチューン(名倉潤・原田泰造・堀内健)、バナナマン(設楽統・日村勇紀)、土田晃之、田中みな実
◆内容……様々な職業の“プロフェッショナル”が、自らの職業のヒミツをぶっちゃける、という独自のスタイルの新型職業情報バラエティ
◆過去に放送された企業例……ユニクロ・マツモトキヨシ・イケア・カインズ・人気飲食チェーン店
普段なかなか知ることができない職業のヒミツを“プロフェッショナル”の口から紹介されるという、刺激的な番組です。バラエティでありながらも話題のお店や気になるメーカーなどの、知らなかった部分が見えたり、意外な一面やスタッフの本音を知れたりするので、楽しみながら企業研究をすることができます。
≪世界が驚いた→ニッポン! スゴーイデスネ!!視察団≫
◆放送……テレビ朝日系列で毎週土曜日18:56~19:54放送(地域によって異なります)
◆出演者……爆笑問題(田中裕二・太田光)、ウエンツ瑛士、綾小路きみまろ、ボビー・オロゴン、サニー・フランシス、他
◆内容……テーマに沿った海外の専門家が、日本に招かれてテーマに関するスポットを視察して海外と比較しつつ日本の凄さを学ぶ、日本がもっと好きになれるバラエティ
◆過去に放送されたテーマ例……高速道路・消防車・新幹線・缶詰・タクシー・ナース・引越し・病院・薬局・地下鉄・路線バス
毎回、番組内で訪れる海外の専門家は、日本の技術や安全性の高さ、整備されたオートメーションシステム、日本人ならではのきめ細かで繊細な仕事ぶりに感動します。日本人としても目からウロコ状態! 普段何気なく使っていたアレコレが、実は色々な過程を経て、私たちの元へ届いているということを知ることができます。視野に入れていなかった業界も気になるかもしれません。
≪沸騰ワード10≫
◆放送……日本テレビ系列で毎週金曜日19:00~19:56放送(地域によって異なります)
◆出演者……バナナマン(設楽統・日村勇紀)、郡司恭子、他
◆内容……あらゆる業界の話題沸騰の面白ワードを徹底調査し、現代日本のリアルな姿を見る、業界リサーチバラエティ
◆過去に放送された業界例……ホテル・旅館・ショービズ業界・清掃業界・航空業界・惣菜業界・回転寿司業界・気象業界・インテリア業界・病院業界・建築業界
就活を始めてニュースに耳を傾ける機会が増えたことと思いますが、その中のホットワードを調べていますか? この番組では番組ディレクターが日本、世界を駆け巡り、今後絶対ブームになり得る流行の源泉を探しにいきます。これを観れば、様々な業界の話題のワードを知ることができ、先見の目で業界の今後が予測できるかもしれません。
≪モンスターズ・ユニバーシティ≫
◆配給……ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
◆公開……2013年7月(2013年11月20日 BD/DVDレンタル開始)
◆監督……ダン・スカンロン
◆内容……「いつか必ず、怖がらせ屋になるんだ!」幼い頃からの夢を叶えるため、マイクはモンスターズ・ユニバーシティの怖がらせ学部に入り、猛勉強に励むことに。そこで出会ったのは怖がらせの才能に恵まれたサリー。見た目も性格も全く違う2人が、いかにして最強の怖がらせ屋コンビになったのか? あの『モンスターズ・インク』のマイクとサリーの出会い、友情の始まり、そしてモンスター界最大の事件を巡る大冒険を描くファンタジー・アドベンチャー
先日、地上波で放送された際、「就活生こそ観るべき映画だ!」と話題になりました。「努力をしても報われないこともあるというシビアな現実を突きつけるも、目的達成の道はひとつではないと訴えていて、もう本当に最高だった」というコメントがSNS上で多くの反響を呼んでいます。人は誰しもがやりたいことと適性が一致しているわけではない、というのがリアルに描かれていて、志望先に悩んでいる就活生にぜひ観ていただきたいです。いい意味で現実を突きつけられる作品だと思います。
≪チャーリーとチョコレート工場≫
◆配給……ワーナー・ブラザーズ
◆公開……2005年9月10日(2006年2月3日DVDレンタル開始)
◆監督……ティム・バートン
◆出演者……フレディ・ハイモア、ジョニー・デップ
◆内容……家は貧しいが、家族思いで夢見る空想力のある少年チャーリーが、秘密のベールに包まれた伝説のチョコレート工場の見学権を得る。そしてそれがきっかけとなって大きな運命の転換を迎える、というロアルド・ダールの古典的児童書を映画化
公開から10年以上も経っているので、何度か地上派でも放送されていますね。「観たことある」という人も少なくないのではないでしょうか。
監督がティム・バートンということもあり、シュールなブラックジョークも満載! サイケデリックとも言えるほどの独特な美術感覚が現実を忘れさせてくれます。
しかし、この作品はバートンの世界感だけを楽しむにはもったいない、と私は思うのです。この作品を就活生にオススメする理由は、物語の終盤にあります。
ネタバレしてしまうので、詳しい内容は省きますが、私はこの映画を観て「仕事を充実させるために何に重きをおくのか」ということを考えさせられました。大切にすること、ものは人それぞれ。どんなに高収入であっても、どんなに福利厚生がよくても、仕事を続けていくために、自分のコア(核)となるものは何か……軸がしっかりしていないといけない、ということをこの作品から学んだ気がします。
ぜひ作品を観て、あなたがこれから続けていく就活やその先の進路、将来のビジョンを見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
就活は人生における一大イベントです。
自分の人生設計に大きく繋がってくるもの。それゆえに頭を悩ませるのは当然のことです。しかし悩みに苦しむのではなく、前向きに取り組めるように、これまでの概念や先入観・思い込み・マインドを変えることも必要なこと。そんな時に、今回オススメしたTV番組や映画を観てリフレッシュしていただければ幸いです。ぜひ、上手に休憩をして残りの就活ライフを乗り切ってくださいね。