あなたの友人の中にも、恋人ができると急変してしまう人がいるのではないだろうか。突然、付き合いが悪くなったと思ったら、しばらくすると急に連絡がきて、飲みに誘われたり…。「この変化は何なのだろう?」と、疑問を感じていると、その原因は恋愛関係だったという経験がある人も、少なくないのでは?
人は、大切なものや、夢中になるものができると、そのことばかりに集中し、周りが見えなくなってしまうこともある。これからの将来を大きく左右する就職活動においても、それは十分起こる可能性があるだろう。
そこで今回は、就職活動を終えた先輩たちに、「就職活動で、友達との関係が悪くなってしまった」という経験があるかどうかを、アンケート調査で聞いてみた。
・「就職活動の結果によって、友達との関係が悪くなってしまったことがありますか?」
ある:8.0%
ない:92.0%
このように、少数派ではあるが、8.0%の人が「ある」と回答した。さらに今回は、関係が悪くなってしまった原因を聞いてみたので、寄せられた意見の一部を紹介しよう。
「まだ就職活動を何もはじめていないと言っていた友達が、合同説明会に行っていた。ウソをつかれたことに腹が立ち、仲が悪くなって、そのまま卒業した」
「私よりできないと思っていた子が、私が志望していた企業に内定。私はダメで、その企業よりも明らかに小さい会社に入りました。その子が喜んでいるのを見ているのが辛かったので、距離を置きました」
「大学時代に一番仲の良かった人は、大学院に進むと決めていたので、就職活動をしていませんでした。僕が選考で忙しく、辛いときに、『飲みに行こう』と誘ってきたので、ついイライラしてキレてしまった」
「内定もらったので嬉しさを爆発させたら、怒られた」
JOBRASS就活ニュース2016調べのインターネット調査では、「就職活動の準備について、知人に尋ねられると『まだ何もしていない』と言っているが、実はすでに準備をしている」人の割合は23.0%という結果が出ている。普段は何でも話せるような友人同士でも、就職活動に関しては素直になれない部分があるようだ。
思ったよりもうまくいかず、精神的に疲れてくると、何かに当たりたくなる気持ちも十分理解できるが、大切な友人を失ってしまったとき、そこに残るのは虚しさだけなのではないかと思う。変な駆け引きをせずに、フェアな気持ちで友人と就職活動について、一度話してみることが、余計なストレスを溜めない方法なのかもしれない。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース2016調べ(インターネット調査)
調査期間:2014年11月21日(金)~11月23日(日)
対象:入社1~2年目の社会人100名、就職活動を終えた2015年度卒予定の学生100名