今日は企業訪問、という日。会社の場所、行き方などを調べるのは当たり前ですが、思わぬ落とし穴があることも……。方向音痴を自覚しているという社会人3年目の田村さんは、「企業のHPに載っている地図だけでなく、必ず住所を調べること」そして「地図はプリントアウトすること」「乗換案内の目安時間は信用しないこと」をすすめます。
田村さんは、HPにリンクされている地図をもとにして行っても、実際の場所は曖昧な場合があることを指摘。さらに苦い経験として、企業名を検索し、場所をわかったつもりで、「似たような企業名の会社に行ってしまった」ことがあると明かしました。
会社の場所は、HPに掲載している(大雑把な)地図だけでなく、Google Mapなどでも確認すること。ただ、Google Mapは白黒で印刷すると、逆にわかりにくくなることもあります。目印になるものを見つけておきましょう。
また、最寄りの駅からの距離も把握しましょう。徒歩○分、というのも、駅のホームから出口までは、案外時間がかかるものです。
「私の場合、“徒歩7分”とあったら、倍の15分はみます」(田村さん)
合わせて、何番出口から出ると良いのかも確認。東京の大きな駅では、出口を間違えると“軌道修正”が大変なこともよくあること。思っていた時間よりも大幅に時間をとられてしまいます。
「わからなくなったら、ネットで調べればいいや」と思っていても、もしかするとバッテリーがなくなることがあるかもしれません。携帯やスマホの電池が切れたら、企業の場所もわからないし、連絡もできない……なんていうことにならないよう、企業情報や担当者の連絡先は、必ずプリントアウトするか、紙(手帳)にメモするなどしておきましょう。
【東京編】
○東京駅
・路線によっては、構内の徒歩移動の時間が予想以上にかかる。
・大手町駅と案外近いため、「路線検索」などでは「徒歩移動」での乗り継ぎが表示されることもある。ただしホームからの時間を考えると、結構歩く。
この「駅と駅が近い(つながっている)」、あるいは駅名が異なるのに、構内で乗り換えができるというのは「東京の地下鉄あるある」で、例えば
・永田町駅と赤坂見附駅
・国会議事堂前駅と溜池山王駅
などがあります。
その他、JRと地下鉄で同じ駅名なのに、駅の場所が異なる(例:水道橋駅)ことも。
○新宿駅
南口、新南口、東口、西口など、出口を間違えると大変。
必ず出口をチェックしておくこと。
また、構内に人が多いため、混雑で自分のペースで歩くこともままならない。乗り換えに十分時間をとっておきたい。
○渋谷駅
埼京線の「渋谷駅」と、それ以外の「渋谷駅」はかなり離れていて、東京では“ほぼ別の駅”といっても良いほど。もし埼京線の渋谷駅を使うようなら、十分注意を。
○バスについて
東京のバスは、先払い。乗るときにはICカードか小銭を用意。
【大阪編】
・「大阪駅」と「新大阪駅」を“同じ駅”あるいは“つながっている”と勘違いするケースがよくあります。まったく別の駅なので注意。
○バスについて
東京と異なり、運賃は後払い。乗るときに整理券をとる路線もあります。
見知らぬ場所に行くときは念には念を入れて、遅刻しないように!