近頃、高学歴女子のなかでも一般職の人気が高まっているそう。昔は一般職の応募者というのは主に短大卒の女子大生が中心になっていましたが、今では早慶クラスの女子大生でも総合職ではなく一般職を第一志望にする人が増加傾向に。それと同時に「一般職での入社は総合職より難易度が低いもの」というイメージは崩れていっています。
ではなぜ高学歴の女子大生は一般職を希望するのでしょうか? JOBRASS編集部は159人の高学歴女子大生に「あなたは就職活動で一般職と総合職、どちらを希望しますか?」という質問を投げかけ、それぞれに理由を聞いてみました。
「給料の良さ、仕事を通してスキルアップがしたい」
「キャリアウーマンになりたいから。自分は総合職にふさわしい人材だと思うので」
「バリバリ仕事をしたい。結婚しても辞めるつもりはないから」
「限定した仕事は嫌なので。自分の可能性を広げることができそうだから」
「負う責任は一般職より重いが、昇級しやすく給与も高いため。広報の仕事をしてみたいという理由もある」
「仕事を頑張ればインセンティブがあるから。やりがいのある仕事を任せられそう。一人でも生きていけるくらい給料と充実度が欲しい」
「責任の重い仕事はしたくない」
「仕事でどうなりたいという志がないため。プライベートを充実させたい」
「総合職は忙しそうだし、上の立場になったときに人を使ったりするのが苦手なのでできないと思う」
「中小企業の総合職よりも、大手の一般職のほうがネームバリューがあるし楽だから」
「単純で固定的な業務内容で安定しているから精神的な負担が少ない。ストレスを溜めてまで、お金を貯めたいとは思えない」
「働く環境や仕事内容が基本的に変わらないからです。大手の事務職を希望します」
「転勤が嫌です。家から近いところで働きたい」
「無難に生きていきたい。変化を求めていないから」
集まった意見を見てみると、総合職と一般職希望の人は仕事に対して求めるものの違いがあることや、一般職でも大手企業を希望する人が多いという印象を受けました。実際に大手金融企業や、商社は高学歴女子に人気らしく、総合職よりも倍率が高くなっていることもあるそうです。
高学歴女子大生の間にも「自分らしい働き方」を求める考え方が広まっているのかもしれません。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース2016調べ
調査期間:2015年3月1日(日)~2015年3月9日(月)
対象:MARCH以上の高学歴女子大生159名