会社員の「出会い」のきっかけとして、もっとも多いのは同じ会社や職場。同じ会社で時を過ごせば、話をしたり一緒に仕事をしたりするうちに、恋愛関係に発展することもあります。互いの仕事に対する理解も生まれやすいでしょう。
では実際のところ、現在進行形で社内恋愛をしている人はどれくらい!? JOBRASS編集部では、一般職の会社員100名に、「社内恋愛をしているかどうか」を赤裸々調査。女性のほうが社内恋愛をしているという衝撃結果と、「隠す理由」をお伝えします。
【社内恋愛をしていますか?】
・している 2.0%
・していない 96.0%
・しているが隠している 2.0%
その結果、「していない」と回答した人が全体の96.0%。「している」「隠している」人の合計は4%でした。
男女別にみてみると、男性の98.7%が「していない」と回答しているのに対し、女性で「していない」という人は87.0%と男性よりも少なめ。4.3%の女性が「している」と回答し、さらに「隠している」という人が8.7%いました。つまり「している」人と「隠している」人の合計は13%で、女性の10人に1人以上が社内恋愛をしているという計算に!
男性と女性の間で数値に差が出るのは違和感がありますが、どちらかというと男性の方が恋愛ネタの質問に素直に答えにくい傾向があるのかも。もしかすると、実態は女性の回答が正しいか、その数値を上回る可能性もあるかもしれません。
社内恋愛をしているものの、オープンにする人と隠す人は半々。とくに女性は「隠す」傾向が明らかになったわけですが、何故なのでしょうか。
まずあげられるのは「禁断の恋」。既婚者と未婚者が長い時間一緒にいる空間とあれば……。ある大手メーカーに勤める女性は、「禁断の恋」について、こう話してくれました。
「社内恋愛もそうですが、不倫も、周囲はなんとなく気がつくもの。最近はSNSがあるので、コッソリしたやりとりも手軽にしているみたいですが、“誤爆”も。私が目撃した例では、“今日何食べたい?”という彼女の問いかけに対して、“マキ”(彼女の名)という返信が、何故か私に送られてきたことが……。相手は部長。萎えました……。
あと別の人ですが、送信アドレスの自動補完機能に頼ったせいで、うっかり同じ“m”で始まるアドレスの私に、何やら別の人へのお誘いメールがきたことも」
そして、もし「禁断の恋」が明るみに出た場合、降格や転勤といったこともあり得るのだとか。
「ちなみに会社のアドレスでやりとりしていると、すべてログをとっているので、“何か”あったときに、自分に不利になる材料になってしまいます」(ある人事部員談)
社内恋愛が発覚した場合、「引き離す」会社もあります。
「職場で、仕事以外のことで気を遣わなくてはならなくなり、結果的に仕事がやりにくくなるという事情があるのかもしれません。私の同期も、同じ職種の同期どうしで恋愛関係になったのですが、男性のほうが東京から九州に異動となりました。その後結婚して、男性は東京勤務になりましたが、職場は別です」(前出のメーカー社員)
社内恋愛の経験があるという男性商社マンは、うわさ話に辟易したことがあると明かします。
「交際していた女性の周囲にいる女性からいろいろ聞かれたりして、面倒だなと思ったことがあります。僕は周囲に迷惑になってはいけないと思って、極力隠すタイプだったのですが、女性のほうがその状態に辛くなったみたいで、ケンカしたことも。
ただ逆のパターンもあって、違う会社にいる友人は堂々と「交際宣言」をし、周囲に告知することで気を遣わせないという対策をとっていました。オープンにするかどうかは、職場の雰囲気にかなり左右されそうです」
なんだかんだいっても、社内(職場)恋愛や結婚が多いのは事実。恋愛がうまくいけば、精神的にも仕事にもプラスになるでしょう。マナーに配慮して、会社員生活を充実させましょう!
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年11月10日~2015年11月13日
対象:一般職会社員 計100名