就活を行っていると、様々な経験と共に、数多くの失敗も重ねてしまいます。これは、決して他人事ではありません。もちろん初めてのことばかりですので、失敗を重ねるうちに学ぶことも多くあるでしょう。しかし先輩方の失敗談を知ることにより、同じ失敗を繰り返さないように心がけることもできます。また、いざという時に慌てることなく対応できる知恵も付くものです。
ここでは、数々の就活失敗談を紹介します。自分の身にも起きうることとして意識することで、失敗を未然に回避することができるかもしれません。
・用意していた履歴書の写真がはがれていることに会場で気付いたが、のりを持参していなかったので、受付の人に借りることになってしまった。
・エントリーシートをパソコンで作成したが、うっかりして保存するのを忘れてしまった。
・大雨の中の就活で、提出書類が濡れてしまった。
・エントリーシートの締め切り日の他に、最終エントリー時間の期限があることの確認しなかったため間に合わなかった。
・エントリーシートをパソコンで作成したものの、ぎりぎりの作成だったので見直す時間がなく、後で確認してみたら変換ミスがあった。
・待ち合わせの喫茶店にスーツを着た人がいたのでOBかと思って声をかけたが、別の方だった。約束の日が休日だったので、OBは隣にいた私服の人だった。
・OBの方との待ち合わせの場所が地下鉄の出口だったが、出口の番号を間違えたために、OBの方を待たせてしまうことになった。
・スマートフォンをマナーモードにするのを忘れ、採用担当者の話が佳境になったところで着信音が鳴ってしまった。
・企業説明会の会場が本社ではない別の場所であったのに、間違って本社に行ってしまった。
・前日に緊張の成果あまり寝られなかったところ、説明会の最中に居眠りをしてしまった。
・集団面接の前にトイレに寄ったところ、スーツの背中からシャツが出たままだった。
・スケジュールがタイトなため急いで着替えたので、ストッキングの伝線に気が付かなかった。
・急な天候の変更に時間的な余裕もないばかりか、傘も持ち合わせていなかったので、スーツごとビショビショになって会場に入った。
・持参した書類を入れていたファイルが同業他社のものだったが、思わずファイルごとカバンから出してしまい苦笑いされた。
・面接の際に志望の理由を聞かれ商品名を入れて答えたところ、同業他社の商品だった。
・自己PRや志望動機に気をとらわれ、企業研究が足りず、しどろもどろになってしまった。
・内定の辞退を電話で申し出たが、採用担当者の方がなかなか納得してくれず話が長くなったので「辞退します」と言い放って切ってしまった。
・内定辞退の連絡を躊躇している間に日にちばかりが過ぎてしまい、更に断りにくくなってしまった。
・遅刻
会社説明会や面接の際に道に迷ったり、電車に乗り遅れたりで、時間に遅刻してしまった人はたくさんいます。万が一道に迷ってしまうことも考え、時間に余裕をもって行動しましょう。
・携帯電話やスマートフォンのバッテリーの充電切れ
外出先で連絡を取ろうと思っても、バッテリーの充電が切れていて連絡が思うように取れないことがあります。
・忘れ物
企業によっては必要書類の提出が当日になる場合もありますが、肝心の書類を忘れた挙句に別の企業用の書類を提出してしまったということもあります。
・日程の勘違い
面接や企業説明会の日程など時間や場所を手帳に書き忘れたり、すぐに書かなかったりしたために、時間を間違えて迷惑をかけてしまうことが少なくありません。
・汚れ
活動の合間に食べた昼食で、ワイシャツを汚してしまう学生が多く見られます。
就活を行っていると複数企業を掛け持ちで活動することも多く、臨機応変な対応も求められてきます。何より大切なことは、時間と気持ちのゆとりをもって行動することです。主な注意点は、次の通りです。
1.開催日程や時間、場所は何度も確認する
2.提出書類の〆切り日や時間の確認
3.書類作成では、誤字脱字などがないように、何度も見直す時間的余裕を持って作成する
4.相手の緊急連絡先は事前に調べておき、遅刻の際などは必ず連絡を入れること
5.企業訪問などへの持参物や書類などは、最低でも、前日と当日の朝の2回は確認する
6.企業の近くでトイレに寄ったり、身支度を確認できたりする程度の時間的にゆとりを持ったスケジュールにすること
ここで取り上げた失敗談は、いつ誰の身に起きるか分かりません。こうしたことに注意しつつ自分の失敗を振り返りながら、就活を最後まで乗り切りましょう。