みなさんお久しぶりです。
「インターンシップに行くべきか…入社3年目が振り返って考えてみた。」
以来の執筆となります。今回もよろしくお願いします。
今回の“考えてみた”シリーズは【合同企業説明会】。
就活解禁とともに、「とりあえず行ってみるか」と2、3回行くケースの多い合説。
合説はこう使うべきじゃないかというアドバイスを、わたしの失敗談とともにお話ししたいなと思っております。
そもそも行くべきなのか?というお話ですが、
一度はいったほうがいいなと思います。個人的には。
合説にいったほうがよい一番の理由は「慣れ」です。
スーツを着たたくさんのライバルとたくさんの企業が集まる独特の雰囲気は
まず体感しておいたほうがいいです。
確かにスーツを着続けるのはつらいのですが、就活が始まるとおのずと
スーツを着る機会は多くなってしまうので、慣れておきましょう。(特にヒールで歩くのに慣れていない方)
あとは「いろいろな会社が見られる」こと。
就活だから当たり前なんじゃ? と思われがちですが、案外スタートすると
限られた企業や業種、職種しか見られなくなるもの。
ひとつの会場であらゆる業種、規模の企業が揃うことはなかなかないのでぜひ活用してみましょう。
偉そうなことを言ってしまったので、ここからはわたし自身が就職活動時にやってしまった失敗談を正直に紹介します。ぜひとも反面教師にしてください。
◆ 興味のある企業だけを網羅する
マスコミ! とか商社! と決めてそこだけを聞いてしまうことが多々あります。
でもよく考えると、そういったはじめから志望度の高い企業は、会社説明会に行ってもっと詳しい話を聞くことになります。
それよりは合説ではどちらかというと「現段階だと全く気にならないわけじゃないけど、会社説明会に行くほど興味がないな……」といった企業の話を聞くべきなんでしょうね。と今更思います。
◆ 並び疲れて壁際にたたずむ
行列、人ごみ……慣れない環境にやっぱり疲れてしまいます。到着して1社聞いて休み、1社聞いて休みとなると移動時間と休み時間の方が長いということになりがちです。できれば行く前に、「3社まわってから休憩する」などスケジュールをイメージをしておくといいと思います。
◆ パンフレットをとりあえずゲットして満足する
企業のパンフレットはかっこよくスタイリッシュ、さらにクリアファイルなんかもついていて、
年始のバーゲンのようにパンフレットを奪い合うこととなります。
疲れがどっと押し寄せたあと、ビニール袋がパンフレットでパンパンになったことに満足して
帰ってしまうなんてことも。
◆ ブースがとにかく派手なところにいく
一部の企業はとにかくブースがかっこよくスタイリッシュでさらにお土産なんかもついていて、
年始のバーゲンのように企業ブースの席を奪い合うこととなります。
疲れがどっと押し寄せたあと、就活用のノートになんとなく書いた企業情報に満足して
帰ってしまうなんてことも。
……決して、コピペしたわけではなく、どちらも「かっこよさ」に惹かれてしまったパターン。
かっこいいだけで振り返ってみたら肝心の企業内容が頭に入っていないということも、あります。
ここからは、少しでも役に立てていただこうと、実際に社会人になって合説の運営側として見かけた、賢いと思った学生さんのことをお伝えします。
◆事前にスケジュールを立てていた
→イベントの特設サイトの情報を事前に印刷して、○をつけてブース訪問する順番を決めていました。
◆事前に質問内容を決めていた
→就活ノートにわかりやすく何を聞こうとまとめていました。
フォーマットを作って、企業情報などをまとめられるようなものを作っている人も。
◆とりあえずいろいろなブースを聞いていた
→ブースに呼ばれた企業を断らず聞くという人もいました。自分が一番聞きたい企業を聞けないのはまずいですが、「興味ある、ない」といった先入観をなくして思い切っていろいろ聞いてみてもいいんじゃないかと思います。そこで内定を出されるわけではないですから。
◆とりあえずいろいろな人に話しかけていた
→とにかくいろんなスタッフや企業の方に話しかけていました。
周囲のことを考えず自分1人で人事担当者を独占するのは避けた方がいいですが、直接複数の人と話せると企業の雰囲気もわかったりしますね。
(2016年2月2日追記)
弊社が行っている合同企業説明会や各イベントなど、いろいろな場所で学生さんが企業のお話を聞いているときにわたしが気づいたこと……
「イベント中にメモしておいてほしい箇所が違っているかも…!?」ということです。
ノートやメモの取り方に正解は無いのですが、
個人的におすすめなメモの取り方を追記しておこうと思います。
◎ポイント:会社概要はメモする必要はない!
案外みなさんがやってしまいがちなのが、必ず企業説明で話をされる、会社概要を【必死に】メモすること。
たいてい会社概要は、イベントのガイドブックや企業のHPに掲載されています。
人事の方がその場でお話されているのでその場でしか聞けない情報をぜひメモするようにしましょう。
◎ポイント:きれいに書こうとしない!
女性に多いのですが、ノートをきれいにまとめようとするがあまり、話を聞くことができていないことがあります。イベント最中は、「どの企業」が話したことかがわかるように、必要な箇所だけをメモするように意識するとよいですよ!
ということで、以上2つのポイントを押さえて考えたノートの項目がこちら。
使用しているノートを半分にわけて…
この程度でよいのではないか、と思います。
あとのことは大抵ウェブサイトに載っているので、その情報とあわせて改めて就活用企業研究ノートにまとめるもよし、ウェブサイトのコピーと上記のノートをまとめるもよし。
時間をかけすぎることもなく、見えやすい方法でまとめていただければ大丈夫です。
まとめると「計画性」と「思い切りのよさ」が合説に参加するときには必要なんじゃないかと思います。
パンフレットは資料、ブースのかっこよさに思わず興味をもつのは間違いではありませんが、実際にそこで働くかっこいい社員の方がいるのだから、思い切って話したり、興味のあることについてとりあえず話を聞いてみたり……
先入観やイメージで企業・業界を決めるのではなく、一歩踏み出して「たくさんの企業と対面できる」という合説の特徴をいかしてほしいなと思います。
偉そうに言っていますが、自分が上手く使えなかったからこそ、みなさんにはうまく使ってほしいのです。
JOBRASSでは今後合説もするのでぜひきてみてください。
企業の方も多すぎず少なすぎず、会場も広すぎず、狭すぎずのちょうどよい規模感で開催する予定です。
開催日程が決まり次第、こちらでお伝えしますね。
最後になりますが、みなさまにこの記事をはるかに上回って役に立つ記事をご紹介して終わりにしたいと思います。
合同説明会で「この学生は次も会いたいな」と思ってもらう質問とは【例文あり】
合説で良い印象を残すためのポイントをお伝えしています。