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就活には、何かとお金がかかります。その中でも交通費は大きな負担になるでしょう。特に地方に住む学生ならば、月数万円もの交通費がかかってしまう場合もあります。

しかし交通費が高いからといって、大切な就活に本腰を入れられないというのでは本末転倒です。内定の確度を高めるには、やはりある程度の数にエントリーすることも大切になります。そのため、交通費を節約しながら、効率的に賢く就活する方法を知っておきましょう。金銭的な負担が軽くなれば、気持ちにもゆとりがうまれるはずです。

 具体的な節約方法

まずは、できるだけ無駄な交通費を使わない、具体的な方法をあげてみましょう。

 
1）多く使う路線は思い切って定期券を買う

一時的には費用がかさみますが、学割が利きます。元が取れるほど利用するかどうか、頻度をあらかじめ考えて購入すると価値があるでしょう。

 
2）回数券を利用する

10回分で11回利用できます。さらに昼割の回数券がある地域は、積極的に利用しましょう。

 
3）学割が使える路線は必ず利用する。

新幹線を利用する場合、学割が利用できます。

 
4）航空券は格安を狙う

LCCを積極的に利用したり、運賃が最大で半額になるスカイメイトを利用したり、格安航空券を利用しましょう。

 
5）格安チケット店を利用する

利用日や時間などが分かっている場合、格安チケット店を利用するとかなりの節約になります。

 
6）高速バスを利用する

身体的にきつい面もありますが、地方学生にとっては重要な交通手段です。バス会社によって、同じ路線でも価格が異なるので調べて利用しましょう。

 
7）早くから日程が分かっている場合は早割りを利用する

かなり前から日程が分かっているならば、早割りを利用すると数段交通費が安くなります。段階的に早割の割引率を区切っている場合もあるので、できるだけ早く取得しましょう。

 
8）近いなら歩く

特に都内などは、地下鉄を利用するよりも歩いたほうが早いという場合もあります。また、事故などの影響も受けません。運動不足解消と思って、歩いてみるもの良いでしょう。ただし道に迷わないよう時間に余裕を持ち、地図なども事前に調べておくことが大切です。

 
9）活動初期はあえて合同企業説明を利用する

同業他社が多くブースを出す場合も多いので、一度に効率的に業界を知ることが可能です。企業選びの初期では、コストパフォーマンスが高い手段といえます。

 
10）WEB説明会を利用する

最近ではインターネット経由で企業説明会を聞いたり、面接を受けたりできる企業も出てきています。地方学生は積極的に取り入れると、交通費を節約して選考が進められるでしょう。

 
11）地元のOBOGを訪問する

会社説明会に参加する前に、興味ある企業に勤務するOBOGを訪問する人は多いでしょう。実際に働く社員の話を聞けば、任意の説明会は参加が不要になります。

 
12）学内企業説明会を利用する

学内企業説明会に参加する企業は、その学校の学生に興味を持っています。採用の可能性から見ても参加価値があり、積極的に参加しておくと良いでしょう。

 
13）一日に集中して企業訪問できるように日程を調整する

複数の企業へ回るのは大変ですが、時間の節約につながります。また、交通費が支給される企業もあり、大きな節約も見込める方法です。

 自分の考えを持つことが節約につながる

就活で一番大切なことは、自分の考えをしっかり持ち、その考えがぶれないことです。そうすれば自然とエントリー先も絞りこまれ、無駄な移動がなくなるでしょう。つまり、自分にとって本当に必要な費用だけが発生するということです。

しかし優柔不断にとにかく数ばかりこなしていては、余計に交通費ばかりかかってしまいます。説明会、あるいは初期の選考のみでなかなか先に進めず、悪循環に陥ってしまうこともあるでしょう。そのような状態では、採用の可能性も低いと言わざるを得ません。企業の採用担当者は、毎年多くの学生と面接する採用のプロです。就業に向けて何の考えも持たない人物は、すぐに見抜かれてしまうでしょう。自分は何をしたいのか、何ができるのか。将来のビジョンや思いを含め、就職に向けた自身の考えを明確にしておくことが大切です。

さらに内定が得られないうちに、次々と周囲が就職先を決めていきます。すると焦りが生まれ、さらに手当たり次第の就活にのめり込んでしまいます。交通費の負担が増えれば、それもまた心理的なダメージとなるでしょう。

そうならないために、まず自分の考えを就活前にしっかり確認しておいてください。業界や職種を絞って活動するだけ、就活にも効率が増します。それが結果的に、専門的な知識の吸収や理解を深めることに繋がるはずです。その意欲や考え、知識は、企業にとってまさに求められるものといえるでしょう。どうしても採用したいと思える人材ならば、企業は「交通費を負担してでも面接に来て欲しい」とアプローチしてくることがあります。そうなれば、交通費の心配はありません。まさに理想の就活となるのです。魅力ある自分になることが、就活における交通費節約の一番重要なポイントということがお分かりいただけるのではないでしょうか。