採用担当者に面接時の話を聞いてみると「第一印象が大切」と口を揃え、なかには、第一印象でほぼ決まる人もいるといいます。ある採用担当者は、「男子学生より女子学生のほうが違いが出やすい」とも指摘します。
そこで今回JOBRASS編集部では、女子学生の面接において、採用担当者114名に、採用活動中に一瞬でほぼ合格と決めてしまった(決めてしまおうと思った)特徴を教えてもらいました。
もっとも多かったのがこちら。
“明るい笑顔”と、“ハキハキした話し方”はほぼワンセットになるようです。
・とにかく笑顔で明るく、ハキハキしている子(女性/総務・人事・事務/27歳)
・元気で明るく何でもハキハキと答える(男性/コンピュータ関連技術職/46歳)
・ハキハキと笑顔で話ができる。やる気が感じられる(女性/その他/33歳)
・健康的な笑顔(男性/コンピュータ関連技術職/48歳)
・言葉をハキハキ話す。笑顔で話す(女性/その他/41歳)
・笑顔が素敵な人(男性/その他/47歳)
・話し方が明快である。なよなよしていない(男性/営業・販売/43歳)
“ハキハキ話す”というなかに含まれる要素ですが、話すときには相手の目を見ること。そして、聞かれたことに対して的確な回答ができるのも高ポイントです。
・質問に的確に回答できる(男性/総務・人事・事務/40歳)
・上手な自己主張とこちらの問いかけに対する素早さ(男性/営業・販売/40歳)
・明瞭な受け答え(男性/会社経営・役員/42歳)
・柔らかいセリフの中に、説得力がある(男性/公務員/41歳)
・目を見て話す。受け答えがしっかりしている(女性/公務員/43歳)
・話し方が落ち着いている(女性/その他/42歳)
面接官は、話し方や立ち居振る舞いから、その人がどういう人か、どういう考え方をしそうかもチェックしています。好印象を集めるのは、素直、謙虚さ。傍若無人で自己中心的な態度はNGです。
・自己認識ができていて、素直・謙虚(男性/その他/42歳)
・自慢をしない、現実的な人(男性/その他/42歳)
・素直で、ハキハキとして、自分の夢を語ったから(男性/その他/48歳)
面接を受けに来る時点で、仕事に対する意欲は持っていて当たり前。ですが、それでも個々の学生から感じられる意欲に、採用担当者は違いを見抜いています。
・あまりにも素で真っ直ぐに自分を出していて、ここで働きたい!頑張りたい!というのがヒシヒシ伝わってきた方(女性/その他/33歳)
・どれだけ調べて来たのかと思うほど、的確な質問が飛んで来た時(男性/コンピュータ関連以外の技術職/37歳)
・仕事に対する目的と意欲が明確な人(男性/デザイン関係/41歳)
まとめると、「話し方や立ち振る舞いから知性、誠実さ、前向きさが感じられた時」(男性/その他/46歳)という声にあるように、第一印象とは総合的なもの。笑顔がよくても話が冗長で何を伝えたいのかわからなかったり、姿勢が悪かったりすると、減点になってしまうもの。総合的な魅力を磨くようにしたいものですね。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年10月13日~23日
対象:企業の採用担当者 計114名