一般職と総合職の違いとしては、大まかにいって転勤の有無、基本給の違いなどが挙げられますが、実際働くなかで、「ああ、一般職と総合職ってやっぱり違うんだなあ」と感じることはあるのでしょうか?
今回JOBRASS編集部では、一般職として働く社会人100名を対象に、「業務上での違い、給与や手当ての違いなど、総合職との違い」を実際に感じたことがあるかどうかをアンケート。「ある」と答えた人には、どういったときに違いを感じたのかを教えてもらいました。
【業務上での違い、給与や手当ての違いなど、総合職との違いを感じたことがありますか?】
・あると思う 62.0%
・ないと思う 38.0%
アンケートの結果、62%と6割以上の一般職社員が「違いを感じたことがある」と回答。では、どんなときに?
給料の違いについては、「手当」を指摘する声が多く寄せられました。基本給に違いがあることはわかっていても、残業(代)の有無や、ボーナスの金額の違いまでは認識しておらず、入社してみてから、トータルとしての差に驚く人は多いようです。
・給料(男性/その他/49歳)
・営業手当などの見込みが含まれたものとの差(男性/その他/49歳)
・ボーナスが違う(女性/総務・人事・事務/41歳)
・残業がない、残業代がない。給料が安い(女性/総務・人事・事務/25歳)
・金額と昇給の速さ(女性/その他/40歳)
・総合職の方が手当が多い(男性/その他/41歳)
・業務成績によって、プチボーナスみたいなものが支給される(男性/その他/30歳)
昇格についても、実際に目の当たりにすると、「改めて総合職との“違い”を感じる」という声も。
・昇格の仕方(男性/総務・人事・事務/44歳)
・昇給額が違う(男性/その他/41歳)
・昇進がない(女性/その他/49歳)
・上に上がれるかどうか(女性/コンサルタント/41歳)
総合職と一般職とで給料や昇格に違いがあるのは、基本的には責任の範囲が異なるためです。
・職務内容の責任度(男性/営業・販売/41歳)
・責任の重さ(男性/総務・人事・事務/48歳)
・責任感が違う(男性/コンピュータ関連以外の技術職/36歳)
・責任の裁量(男性/その他/33歳)
全国展開している企業なら、たいていの場合、総合職は転勤があることを覚悟しておく必要があります。出張も然り。
・転勤があるかどうか(男性/総務・人事・事務/49歳)
・転勤の有無(男性/その他/47歳)
・転勤や出張がない(女性/総務・人事・事務/32歳)
・総合職には全国転勤可能な対応力が必要(男性/営業・販売/40歳)
その他、「指示を受けて仕事するか、自分で仕事を考えるかという違い」(男性/コンピュータ関連技術職/41歳)、「総合職は経営について俯瞰的な視点で企画をする必要がある」(男性/公務員/40歳)、「総合職に必要とされるスキル・視野の広さ」(男性/その他/46歳)など、総合職のほうが“頭を使う”イメージがあるという声も寄せられました。
「給料、責任。総合職にはノルマがある。一般職はこんなものかなと思って働いているので、不満はありません」(女性/総務・人事・事務/43歳)という声にあるように、大事なのは、納得して働くことです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年8月16日~2017年8月23日
対象:企業の一般職として働く男女 計100名