普通自動車運転免許を持たない若者の割合が増えているようです。確かに都会に住み、会社との往復の日々であれば車を使う機会は少ないかもしれませんが、昔は「大学生のうちにとっておく」人が多かったもの。この事象について、採用担当者たちはどう思っているのでしょうか?
今回JOBRASS編集部では、採用担当者100名に対し、普通自動車運転免許は学生のときに取っておいた方が良いと思うかどうかをアンケート。さらに「取っておいたほうがいい」という人たち、「別に取る必要はない」という人たち、それぞれの意見も聞いてみました。
【普通自動車免許は学生のときに取っておいた方が良いと思いますか?】
・思う 63.0%
・まあそう思う 24.0%
・あまりそうは思わない 8.0%
・全くそう思わない 5.0%
「思う」「まあそう思う」人たちの合計は87%。「あまりそうは思わない」「全くそう思わない」は13%という結果でした。では、それぞれの意見を見てみましょう。
「思う」という人たちのポイントは、「何かと必要になることがある」「社会人になったら、なかなかとれない」という二点。
「車が必要な業種でなくても、例えば出張先や転勤になったときの交通手段など、いつどこで車を使うことになるかわかりません。また、社会人になると、教習所に通うためのまとまった時間はなかなかとりにくくなるため、時間のあるうちにとっておくに越したことはありません」(男性/営業・販売/41歳)
■何かと必要になることがある
・営業職などは必要だから(男性/営業・販売/42歳)
・何かにつけて車の運転は必要になるから(男性/営業・販売/48歳)
・急用で必要かもしれないから(男性/その他/30歳)
・自動車での移動を要する機会があるので(男性/総務・人事・事務/42歳)
・免許があることによって仕事の幅が広がるから(女性/営業・販売/26歳)
■社会人になったら、なかなか取れないから
・仕事を始めたらなかなか時間が確保できないから(男性/その他/46歳)
・時間があるうちに、取れるものは取っておくと楽(女性/デザイン関係/36歳)
・社会人になると時間を割くことが難しくなるから(女性/その他/41歳)
・就職してからでは、勤務を休んで教習所に通うことになる。そんなことは許されないので(男性/コンピュータ関連以外の技術職/41歳)
一方、「思わない」という人たちの意見は、「必要になった時でいい」というもの。「いざ必要になったら、時間はなんとかするもの。プライベートでも、車がなかったらなかったで、なんとかなると思います。免許をとる時間があったら、学生時代は「勉学・研究」に励んでください」(男性/会社経営・役員/46歳)という声もありました。
■必要になった時でいい
・業種によるが、免許は自分の意志で取りたい時に取ればいい(男性/営業・販売/47歳)
・取りたいときに取ればいい(女性/その他/41歳)
・職業による(男性/その他/31歳)
就活においては、そもそもの募集要項で必須とされていない限り、普通自動車運転免許がないからといって選考にひびくことはないでしょう。ただ、ゆくゆくのことを考えると持っているに越したことはない……というのが、大半の担当者の意見のようです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年8月16日~2017年8月23日
対象:企業の採用担当者 計100名