※前回のおさらい
「おもしろそう」というだけ理由で、新聞社のインターンシップに応募した、当時大学3年生(夏)のわたし。はじめてのWebエントリーに悪戦苦闘しながら、なんとか選考に受かり、インターンシップに参加することになったのです……
第1回の全文はこちら
学生時代は…
・入社3年目
・文系女子。教育系の学部。
・インターンシップは2回参加。
1回目は1年生のとき、授業のために参加した区役所のインターンシップ。
2回目は3年生のとき参加した、新聞社のインターンシップ。
第2回目の今回は新聞社のインターンシップに参加して学んだことや雰囲気についてのおはなしです。
インターンシップへの選考をなんとか突破し、参加のために朝の満員電車にゆられて
会場に向かうことに。大学から徒歩5分の場所でひとり暮らし、地方出身のわたしにとっては、このインターンシップこそが満員電車デビュー……。見たことのないような人の群れにギューギューと押し込まれながら、毎日この環境で出勤されている社会人を尊敬することからわたしのインターンシップはスタートしました。
会場につくと、そこには50~60名の学生と、社員がズラリ。
圧巻の光景です。
参加者の自己紹介を聞いていると、
・起業経験があり、ビジネスコンテストで賞を獲ったことがある人
・留学経験があり、カンタンなスピーチが出来てしまう語学堪能な人
・東大理系出身で、ミスコンに出場する、まさに才色兼備なスーパーリケジョ……
などなど、自己PRに使えるネタがポンポンと浮かぶほど経験が豊富で、“30秒で自己紹介”なんて無茶ぶりをすぐに対応できてしまうような学生ばかり。なんてデキる学生が集まっているのか、と圧倒され、最初はテンションが下がる一方でした。
そんなわたしはただ、たじろぐばかりで、出身地である広島のよいところをただ話してしまい、ただ変わった子アピールをしただけに終わってしまいました。
(これからインターンシップに参加する人は、他の学生とかぶってしまうことが多々あるので複数パターン自己紹介を用意しておくことをおすすめします…)
圧倒された自己紹介を終えテンションの下がったわたしでしたが、せっかくスーパーな学生たちに囲まれているのだから、いろいろなことを彼らから吸収しようと気持ちをリセットしはじめました。
リセットできたひとつのきっかけとして、休憩中にスーパー同級生と話していると、彼らは経験値だけでなく、人柄もとても良い人たちだったこともあります。(イメージだけで「自分とは全く違う人たちだから、近寄りがたい…」なんて考えたらだめですね)
インターンシップの内容としては、社内の事業ごとに業務内容や知識の講習をうけ、さまざまなグループワークが行われました。
例えば、
・若年層の読者を増やす新たなサービスを考えなさい
・電子新聞を発展させるためのキャンペーンを考えなさい
といったこと……
そこには「留学生」「東大生」「理系」「新聞を読むのが得意でない人」など様々な立場の
人から、全く違う意見がどんどん出てきて、白熱したグループワークとなりました。
わたしにとって、はじめてのグループワークとなったこのとき、
・一人ひとり考えていることが全く異なること
・グループで意見を一つにまとめるのはとても難しいこと
・「聞き手」を意識して、発表方法を工夫する必要があること
・なんにせよ時間内に結論をださなければならないこと
といったグループワークで必要な要素を自然と学ぶことができました。
中には
「講義中心で座っているだけのインターンシップが楽でいい!」
と考えている人もいるかもしれません。
しかし、グループワークが含まれたインターンシップでは、企業の方からグループワークの方法や、考え方についてフィードバックを貰えることがほとんどです。それを聞くだけでも、「グループワークの方法」や「ビジネス視点」について学べるので、とても良い機会となります。
個人的には、ただただ座って講義を聞くだけのインターンシップの内容は、振り返りをしないかぎり、数か月経てば忘れてしまうように思います。
はっきりいうと、楽そうなインターンシップに形だけでも参加しておこう!といった考えでインターンシップをしようとしているならば、時間がもったいないので、別の活動をおすすめしたいです。
更に、インターンシップを通じて別の大学の学生と交流を深め、就活仲間を増やすことが出来ました。後日、別の新聞社のセミナーに行ったら、インターンシップに参加した仲間に偶然出会うなんてことは結構ありました。
余談ですが、スーパーリケジョの子とは、食事に行って情報交換をしたり、いまでもフェイスブックで交流をしています。
わたしの場合は5日間のインターンシップでしたが、1ヶ月以上のインターンシップに参加したら、より深い人間関係を築けるのではないかと思います。
インターンシップは、企業や業界を学べるだけでなく、
・違った立場の意見の交流
・友人との出会い
なども体感することができます。
(あと自分のできないところ、不足しているところもはっきりわかります)
では、本題の「インターンシップに行くべきか」のわたしなりの答えについてそろそろ書きはじめたいと思います。第3回につづきます。
・同級生に圧倒されるかもしれないけれど、その人たちから学ぶことも多い!
・グループワークは難しい…けれど、周りの考え方や企業からのフィードバックを大切にしよう!
・「楽そうだから」「短いから」といった参加理由のインターンシップならば参加を見直したほうがいい!