最近では、企業関係のSNSを見て、「こういった社風の会社なら入ってみたいな」と思う就活生もいるようです。では反対に、企業側が学生のSNSを見て、「こういった学生ならウチの会社に欲しいな」と思う人もいるのでしょうか?
JOBRASS編集部では、採用担当者100名に、学生のSNSを見て、「会いたい」「面白い」など、人事として興味を持ったことがあるかどうかアンケート。「ある」と答えた担当者には、どういったSNSだったのかを聞いてみました。
【学生のSNSを見て、「会いたい」「面白い」など、人事として興味を持ったことはありますか?】
・ある 7.0%
・ない 93.0%
アンケートの結果、「ある」という担当者は7%。就活において、自分のSNSが選考に役立つということはそうそうないようです。とはいえ、なくはないというのも事実。採用担当者が興味をもった学生のSNSとは、どういったものだったのでしょうか?
まずは、「自分の意見」がきちんと述べられていることがわかるSNSだったということ。社会に対するアンテナの張り方や、興味をもっている分野が面白いといった声もありました。
・社会に対する視点が面白い(女性/その他/37歳)
・社会全般に興味を持っている(男性/その他/48歳)
・ニュースなどに対し、自分の言葉で意見を述べることができる(男性/営業・販売/47歳)
・趣味の事だが、システマティックに述べられていた(男性/研究・開発/47歳)
理系の学生のSNSは、研究テーマや技術的なことなどが投稿されていることが多いらしく、それらは能力や実行力の評価につながることがあるようです。今回のアンケートでも、「興味をもった」という採用担当者は、理系分野に携わっている割合が大半でした。
・技術系のロボコンに参加したエピソード(男性/研究・開発/43歳)
・実行力があることがわかった(男性/その他/40歳)
・電化製品の使い方など、誰がやっても使えるような上手い説明解説をしていた。会社でも作業標準を作る能力に使える(男性/コンピュータ関連以外の技術職/36歳)
SNSをやっているかどうかではなく、投稿している内容が大事ということです。とはいえ、興味をもってもらえる可能性がゼロではないとしても、そもそもSNSは企業を意識してやるものではありません。企業によってはSNSの内容でマイナス評価をつけることもあるようなので、発信には十分気をつけたいものです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年4月14日~2017年4月19日
対象:企業の採用担当者 計100名