就活生は効果的に自己アピールすることが大切ですが、採用する側も、限られた時間で就活生がどのような人物かを把握するのに一生懸命です。
では、採用担当者は、就活生のどういったポイントを見ているのでしょうか? 今回JOBRASS編集部では、採用担当者100名に、欲しい人材を見つけるためにチェックしていることや心がけていることを教えてもらいました。
まずは、チェックするポイントから。履歴書がきれいに書かれているかどうかといったところから、身だしなみ、話すときの表情が明るいかどうか、しっかりと相手の目をみて話すかどうかを押さえるようです。
・学歴(卒業か中退か)・年号・誤字脱字があるかなど、履歴書の内容ではなく、書き方をチェックする(女性/総務・人事・事務/32歳)
・履歴書の字を見る(男性/会社経営・役員/37歳)
・身だしなみが整っているかを見る(女性/その他/34歳)
・身なりをチェックする(男性/その他/28歳)
・服装、言葉遣い、人間性(男性/その他/45歳)
・ハキハキと話す(女性/その他/41歳)
・話すときの目力(男性/その他/42歳)
・話を聞く姿勢(女性/その他/30歳)
・人の目を見て話すかどうか(男性/公務員/43歳)
・目つきを見る(男性/コンピュータ関連技術職/43歳)
・表情(明るいかどうか)や態度、マナー(男性/その他/47歳)
・面接時や、それに付随する前後の対応も、査定対象にしている(男性/営業・販売/38歳)
・待合室の様子も見ている(男性/公務員/48歳)
面接でのやりとりでは、雑談をしたり、失敗例、打ち込んできたことを聞き出したりするという担当者も多数。これは臨機応変に対応する力や、何かあったときにそこから学ぶ力などを見ているようです。
・あまり聞かれる事の想像がつかない質問をし、しっかり答えられるか見る(女性/その他/33歳)
・雑談を仕掛けてみる(男性/広報・宣伝/48歳)
・今まで困ったことと動機に結びつきがあるか(男性/営業・販売/47歳)
・失敗例を質問する(男性/金融関係/49歳)
・会社に関係のないことでもいいから、何か個人的にやりたいことがあるのか。実現不可能なことでも、そのことについて、色々調べたり考えたりしているのか知りたい。これを聞くことで、入社後、何かプロジェクトを任せた時、人から聞いたことだけではなく、自ら動ける人間なのか、アイディアを出せる人間なのか知ることが出来るため(女性/その他/39歳)
・打ち込んできたものがあるかどうか(男性/研究・開発/41歳)
・志望動機と人生目標(男性/総務・人事・事務/49歳)
面接での話や、グループ討論などを総合し、協調性があるかどうかを判断するという担当者も。会社という組織では、そこで良好な人間関係を築けるかどうかも大切だからです。
・穏やかな性格かどうか(男性/営業・販売/34歳)
・落ち着いた人が好ましい(男性/その他/43歳)
・グループ討論で独裁的にならない(男性/コンピュータ関連以外の技術職/36歳)
その他、先輩社員から紹介してもらうという回答もありました。これは“この人の紹介ならほぼ間違いない”という理由だからだと思われます。
・社内の社員の出身大学から大学にお願いする(男性/総務・人事・事務/47歳)
・先輩社員からのアプローチをタイミングを見て行う(男性/その他/48歳)
・紹介、コネ(男性/営業・販売/46歳)
・人脈(男性/会社経営・役員/44歳)
採用担当者がチェックしているポイントを知ることで、面接での印象をアップさせることができるかも。これから面接に臨むという人は、ぜひ覚えておくと良さそうです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年4月14日~2017年4月19日
対象:企業の採用担当者 計100名