企業で働いている人には、皆それぞれの就活を経験しています。今回JOBRASS編集部では、社会人101名に、“いまの就活生に思うこと・伝えたいこと”というテーマで、メッセージをもらいました。先輩たちが声を大にして言いたいアドバイスとは?
もっとも多かったのは、「妥協するな」、「諦めずに続けるべし」という声でした。そして、妥協しないためにはしっかりと自分のやりたいことを見つめ、企業を自分の目でみて、じっくり考えること。またその際には、「周囲の大人に意見を聞こう」というアドバイスも散見されました。
・これからずっと働く仕事だと思って、楽しくてやりがいのある仕事をみつけてください。楽しく仕事をするのが一番です(女性/営業・販売/25歳)
・自分がやりたいことをして、将来につなげる職種についたほうが幸せ。自分の得意分野を伸ばしていったほうがいい(男性/その他/30歳)
・就職した後のことまでよく考えて、就職先は決めるべきだと思います(女性/その他/22歳)
・就職してからがスタートです。良いスタートを切れるように頑張ってください(男性/その他/27歳)
・仕事内容も大切だけど、自分がどういう生き方をしたいのかということを、真剣に考えて欲しい。転勤がある、仕事が忙しくてプライベートか持てなくなる可能性など、生き方にかなり影響を及ぼすので(女性/金融関係/30歳)
・入ってからが勝負。後悔しないように存分やってください(男性/公務員/36歳)
・たくさんの会社を見て、バイトなどをして、社会の仕組みや上下関係を学んでほしい。学校で学ぶだけでは役に立たない事が多いので(女性/営業・販売/32歳)
・とにかくたくさんの会社を見た方がよい。ネットの評判を含め(女性/公務員/34歳)
・ホームページでもいろいろ会社のことがわかるが、やっぱり直接見に行った方がどういうところかわかるから、自分の目で見てほしい(女性/その他/22歳)
・就職活動中はこの会社でなければダメだと思うことが多々あると思いますが、冷静な視点で1つ1つの会社を見ていくことが大切だと思います(男性/営業・販売/28歳)
・周囲に惑わされずに自分らしく頑張ってほしい(男性/公務員/29歳)
・自分を安売りせず、興味のある会社にどんどんチャレンジしてほしいと思う(男性/その他/25歳)
・就活が全てではないので、たとえ落ちたとしても、そこにご縁がなかっただけ。あなた自身に価値はあるので、自信をもってください(女性/総務・人事・事務/28歳)
・内定をもらえるまでは長いですが、そこにたどり着くまでの過程に意味があると思うので、あきらめずに頑張って欲しいです(男性/その他/27歳)
・なんとかなる精神で探すのが重要です。自分らしく、面接でも、自分のことを楽しく説明出来る人は印象に残りやすいです(女性/その他/33歳)
・自分をしっかり持つことが大切だと思う。つくりものは、態度ですぐにわかってしまうもの。芯をしっかりとつくることが一番だと思った(女性/その他/23歳)
・面接などで猫をかぶっても意味がない。自分に正直になれ!(女性/その他/23歳)
・面接のときに適当なことを言っても自分の首をしめるだけなので、真剣に企業を調べて受けてほしい(女性/その他/29歳)
・ここで働きたいと思える会社に出会うまで妥協しない方が良い!(女性/営業・販売/28歳)
・自分が本当に納得できる内定がもらえるまでは、挫折しそうでも就職活動を続けるべき(女性/その他/22歳)
・自分の一生が決まることなので、妥協せずに自分のやりたい仕事を探してほしい(女性/その他/31歳)
・自分の満足のいく活動を行ってほしい(男性/営業・販売/26歳)
・本当にやりたいことなのか考えてから就職してほしい(女性/公務員/29歳)
・不安に思うことが多いかもしれないですが、社会人も全員就活をして就職してきた人ばかりです。皆さんの悩みや緊張をわかってくれる人が近くにも就活先にもいると思うので、困ったら一人で考えすぎずに、周りにも相談してみてください(女性/公務員/28歳)
・すぐに決めず、ゆっくり考えてから選んだ方が良い。家族と同居している人は、家族とも話し合って決めること(男性/コンピュータ関連技術職/28歳)
ある女性(総務・人事・事務/28歳)は、
「自分がどんな道に進んだらよいのか、わからない人が多いと思います。私もそうでした。
まわりの友人は、美容師やトリマーなど昔から進みたい道が決まっている子が多く、羨ましさと焦りを感じていました。試験に落ちるとやはり落ち込みましたが、自分とは縁がなかったんだなと割りきってあまり気にしないようにしました。
今の時代は1つのところで一生働く必要はないし、もしうまくいかなくても、いつでもやりなおしはできるので、いろいろ興味がある所に飛び込んでみてもいいのかな、と思います」
と話してくれました。
就活は「とりあえず就職できればどこでもいい」のではなく、「どんな道にすすんだらわからないながらも、自分が興味をもてそうなところ、生き生きと働けそうなところ」を研究し、そこに食らいついていく精神が大切といえそうです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年2月10日~2017年2月17日
対象:社会人1~2年目の男女 計名101名