いよいよ就活スタート。これから先、「希望の企業に行けそうにない」「ESや面接で、どうして落とされたのかわからない」など、さまざまな壁に直面することも多いと思います。そこで今回JOBRASS編集部では、社会人101名に、就活中につまずいたとき、それを克服した方法を聞いてみました。
先日公開した【前編】では、メンタル面を克服する方法をご紹介。【後編】では先輩たちが凹んだときにとった、具体的な行動をまとめてみました。厳しい道を乗り越えてきた先輩たちの言葉は、きっと就活中の一助になるでしょう。
前編はこちら
本を読んだり、面接の内容を紙に書いて振り返ったりするなど、方法はそれぞれですが、「何故自分はつまずいているのか」という点を、とことん見つめ直すことから始めた、という声はたくさん寄せられました。原因がわからないと対処方法もわからないというわけですね。
・本屋でいろいろと面接に有効な本を探して読み、自分で解決していった(男性/その他/30歳)
・エントリーシートの作成に関し、どうしても人に見てもらうのが恥ずかしくて見せられなかったので、エントリーシートに関する本を何冊も読んで自分なりに勉強して作成した(女性/金融関係/30歳)
・面接官に厳しいことを言われ、あらためて紙に書いたり自分と向き合うことをした。あの時は面接終了後に悔し涙も流したが、面接官には感謝している。ちなみにその会社に最終的に就職しました(女性/総務・人事・事務/28歳)
・面接などで、自分で悪かったと思うところを振り返って後の面接に活かした。1人で解決した(男性/その他/25歳)
1人で解決したという人がいる一方で、多かったのは“1人で抱え込まなかった”という人たち。「悩む時は相談した。話すだけで整理できるし、見直すためにも話をして、人と話す練習にもなった」(女性/その他/26歳)という声もありました。いろいろな人からの意見をもらうことで、“そんな考え方もあるのか”という気づきも得られそうです。
・1人で抱え込んでも解決にはならないので、学科の先輩や両親に相談し、アドレスを求めた(男性/総務・人事・事務/25歳)
・いろいろな人の意見を聞いて自分の意見を固めていった(男性/コンピュータ関連技術職/26歳)
・とりあえず、先輩に相談をしたり、同期に愚痴りながら改善をして克服(女性/その他/23歳)
・色々な社会人の先輩に色々な角度からのアドバイスをもらった(女性/その他/30歳)
友人や家族などには主に悩みを聞いてもらい、プロにはこれからの具体的な進め方について相談すると良い、というアドバイスもありました。悩んでいるだけでは前に進めません。エージェントでは、抱えている悩みを整理してくれ、さらにその後「こうしたら?」という打開策も提示してくれます。
・エージェントに擬似面接をしてもらったり、悩みを相談したりして解決した(女性/コンピュータ関連技術職/35歳)
・学校の就職活動のアドバイザーに相談に乗ってもらった(女性/総務・人事・事務/28歳)
悩んだり、落ち込んだりしているヒマはない! とにかく行動したという声も多数。
・とにかく行動した。躓いている時間があったら他の作業をして気を紛らわせた(男性/コンピュータ関連以外の技術職/26歳)
・とにかく時間の空いてる限り、企業説明会や試験などに参加するようにし、数をこなすようにした(男性/営業・販売/28歳)
・とりあえず、何か所も面接にいった。当たって砕けろ的な感じ(男性/その他/23歳)
・特に他人の意見を聞かないで、業界を絞って何十社も受けた(男性/コンピュータ関連以外の技術職/24歳)
就活中、積極的な行動は大切なことですが、ある先輩(男性/その他/28歳)は、「やみくも過ぎて、疲れた時期もありました(笑)」と振り返り、
「どんどん時間が経過するなかで効率よく就活をすすめるためには、気にしないメンタルや悩みをすぐに解消することも大事ですが、もっと大事なのは“その後の行動”。自分ひとりで何故落ちたのかを分析しても、それは推測に過ぎません。
エージェントを活用すれば、何がマッチングしなかったのか、自分のどういうところをより改善してアピールすればいいのかというアドバイスがもらえますし、自分では気が付かなかった企業に目を向けさせてもらえます」と話します。
“この企業が自分に合うハズ”、“落ちたのはESに書いたエピソードが響かなかったことが理由のハズ”などという“思い込み就活”をすることなく、周囲の大人やプロの力をどんどん借りて、効率よく就活をすすめましょう!
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年2月10日~2017年2月17日
対象:社会人1~2年目の男女 計名101名