就活時、よく言われるのが「就活時にしか、そんなにたくさんの人や企業に出会えない」ということ。そう、いったん会社に入ってしまうと、自分から選んで人に会う、といったことはなかなかできません。そしてそんな就活時に会う社会人にも、いろいろな人がいます。素敵な人がいる一方で、“残念”に思う社会人がいるのも現実……。
JOBRASS編集部では、社会人101名に、「就活時に出会った素敵な社会人、残念な社会人」の有無を聞いてみました。すると、半数の人がどちらかに出会ったということが判明。
ではどんな素敵な社会人、残念な社会人だったのでしょう? 今回は【前編】、素敵な社会人編。【後編】では、残念な社会人編をご紹介します。就活生のモチベーションを上げてくれる社会人とは?
【就活時に出会った素敵な社会人、残念な社会人はいましたか?】
・素敵な社会人と出会った 17.8%
・残念な社会人と出会った 10.9%
・どちらとも出会った 20.8%
・どちらとも出会わなかった 50.5%
それでは、就活中に出会った“素敵な社会人”とは? もっとも多かったのは、「丁寧に話を聞いてくれた」というものでした。以下、声が多かった順です。
・学生などの隔てなく接してくれる(女性/その他/26歳)
・こちらの緊張をほぐすように、にこやかに接してくれた人がいた(女性/その他/29歳)
・常に笑顔でやさしく「わからないのは当たり前だから何度でも聞いていい」と教えてくれた(女性/営業・販売/25歳)
・常に相談に乗ってくれたり、常に気にかけてくれる素敵な先輩に出会えました(男性/金融関係/23歳)
・面接官の方で、常に気さくに話しかけてくれて体調なども気遣ってくれた(女性/その他/22歳)
・面接官でとても論理的思考力が高くて、しっかりしている人に出会った(女性/コンピュータ関連技術職/35歳)
・面接官の方だったのですが、会社のことだけではなく私自身の将来のことも考慮して面接をしてくださいました(男性/営業・販売/28歳)
・現場案内もしてくれたし、大学まで来ていただき相談に乗ってもらった。業界についてたくさん教えてもらった(男性/コンピュータ関連以外の技術職/26歳)
・仕事に誇りをもって、生き生きとやりがいを持ってやっている(女性/総務・人事・事務/27歳)
・何事にも前向きで、将来についてのビジョンがはっきりしていた(男性/研究・開発/30歳)
・新人ながらに頑張って仕事をしている人を見て、自分も「新人でも努力次第で活躍できる」ということを思わせてくれた(女性/総務・人事・事務/28歳)
・自分にはないバイタリティーを持った人で、規模の大きな仕事をバリバリ進めていた人(男性/その他/25歳)
・自分に自信があり、周りにも気を配れる人。自信のある人に言われた一言にはすごく説得力と影響力があるなと思いました(女性/その他/23歳)
・説明会の時、会社の良い点だけを説明せずに悪い点も説明してくれた。当たり前のことだが、企業にノリで応募することはやめようと思った(女性/その他/29歳)
・誰に対しても誠実です。人の悪口を言わない方で、基本的には、人の良いところを探す名人(女性/その他/23歳)
・仕事がパキパキと素早く、人当たりが良く親切。気配りができて、目標にしたいと思えた(女性/その他/27歳)
・身だしなみや言葉遣いが完璧(男性/その他/26歳)
まとめると、身だしなみや言葉づかいがきちんとしていて、仕事に誇りをもち、誠実、そして人の立場に立って話や気配りができる人。でもこれは、採用担当者にとっての“魅力的な学生”も同じことなのです。身だしなみや言葉づかいに問題がなく、どういう風に働きたいかというビジョンをもち、誠実であること。そして、グループワークやインターンシップなどで自分中心でなく、人の立場に立った言動ができるかどうか……。就活生は、“自分が採用する側だったら、どんな人がいいか”を考えてみるのも、おすすめです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年2月10日~2017年2月17日
対象:社会人1~2年目の男女 計名101名