企業では、就活情報を流すためにTwitterやfacebook、LINEのアカウントを持っていることがあります。企業や採用担当者と、そうしたSNSでつながることもあるでしょう。そんなとき、注意したいのは文章の書き方や絵文字などの使い方です。
JOBRASS編集部では、採用担当者106名に、学生とLINEでやり取りする時、あるいはやり取りをすると仮定した場合、「絵文字」を使ってこられたらどう思うか聞いたところ、「あり得ない」と否定派の担当者が90名と8割以上。「少しならいい」という担当者も9名いましたが、「少し」ってどのくらい……? 採用担当者が考える「LINE絵文字事情」を徹底調査しました。
【学生とLINEでやり取りする時、あるいはやり取りをすると仮定した場合、「絵文字」を使ってこられたらどう思いますか? また、どの程度なら許せますか?】
・少しならいい 8.5%(9名)
・気にしない 6.6%(7名)
・論外 84.9%(90名)
・一切ダメ(男性/金融関係/48歳)
・世間知らず(男性/デザイン関係/44歳)
・馴れ馴れしい。許せない(女性/コンピュータ関連技術職/45歳)
・TPOをわきまえない人という印象を受けてしまう(女性/コンサルタント/35歳)
・全く必要ない。使った時点で、真剣さが欠けていると判断します(女性/公務員/30歳)
・不可。使ってく人は礼儀知らずだと思います(男性/出版・マスコミ関係/42歳)
・学生気分のまま就職する気なのかな、と思う(男性/コンピュータ関連技術職/33歳)
・絶対にありえない。常識がなさすぎるので即アウト(女性/企画・マーケティング/43歳)
・1回のやり取りの中で1、2個程度の絵文字を使うのは許容する。それ以上の使用は常識が無いと判断する(男性/コンピュータ関連以外の技術職/40歳)
・絵文字は1つ2つ程度までなら許す。ひどいのはNG(男性/総務・人事・事務/42歳)
・基本の絵文字(にこにこ、怒り顔、困り顔)くらいならOKですが、必要のない絵文字はいらない(女性/その他/38歳)
・べつに構わない(男性/その他/47歳)
・特に問題にはしません(男性/その他/45歳)
「気にしない」という担当者は、「LINEなら仕方ない」(男性/コンピュータ関連技術職/40歳)など、“そもそもLINEはカジュアルにコミュニケーションをとるツールだから…”とのこと。また、「基本はビジネスマナー上なしだが、採用担当から絵文字を使ったメッセージが来たのなら(私はしないが)、それに合わして多用しない程度であれば許容範囲かもしれない」(男性/営業・販売/36歳)という意見もありました。
とはいえ、理解を示す担当者が少数派であることは間違いありません。「企業側はよくて、なんで学生側はダメなの!?」と疑問に思うかもしれませんが、そこは学生に親近感をもってもらいたい“発信者”としての企業と、就活生という立場の違い。敬語と同じで、「社会人マナー」と認識するといいかもしれません。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年2月10日~2017年2月17日
対象:企業の採用担当者 計106名