就活の面接では、採用担当者から質問をされる場面があると思いますが、何が良く聞かれる質問なのか、その内容が分かっていた方が質問に対する答えを用意しやすいと思います。
質問にうまく答えられないと、その学生の印象はあまりよくありませんので、今回は、数ある質問のなかから答えにくい代表的な質問と回答のヒントをご紹介していきます。
早速、就活面接でよく聞かれるものの、学生が答えづらい質問を7つご紹介していきます。
実は割とよく出題される質問で、動物や食べ物など、あなたを何かに例えさせることで、どこまで自分のことを客観視できるかを判断している可能性があります。自分の特徴を把握し、長所や短所を明確にしておくことで、自分研究をする際に、例えるとしたらなんだろう? と考えておくとよいかもしれません。
何の意図があってそんなことを聞くのかと思われるかもしれませんが、あなたの金銭感覚を測るという意図がある可能性があります。就活生なら貯金が潤沢にあるケースは少ないと思いますが、きちんと就職して返していきたいというのは、本気度が出てよいかもしれません。
企業への志望度や、どこまで本気で就職したいかなどを測るために、問われる質問のようです。他社と比べ、分析していることがすぐにわかる質問ですので、真剣にその企業に就職したいと思っているなら、悪いところ、弱みといった点も把握しているはずだと思われます。
これはほぼ100%聞かれる質問ですが、案外答えにくい質問ではないでしょうか。自社の仕事に対し、どのように打ち込むか、最もイメージしやすい質問だからです。自分は何に対してどのように頑張り、どう困難を乗り越えたか、わかりやすく話すようにしましょう。
参考:多くの就活生が気をつけた方がいい学生時代に頑張ったことのポイント
大学を卒業し、就職を控えた方であれば、答えられてもおかしくないと思っているのかもしれません。仕事に対するイメージや、将来のビジョン、大切にしている価値観などについて、聞かれることもあるでしょう。この質問の意図としては、あなたの人間性を探ると同時に、自社が求めるタイプの人物か、社風が合うかといったことを見ている可能性が考えられます。
- 面:もしも、希望しない部署に配属されたらどうしますか?
- 就:いい機会だと思って、業務を全うするつもりです。
- 面:もしも、やりがいを感じられなかった場合はどうしますか?
- 就:そこで結果を残せば、やりがいのある部署への異動希望も聞いていただける可能性があるので、まずは自分の力を発揮することだけを考えたいと思います。
- 面:でも万が一、上司に恵まれず、正当な評価がされなかったときは…?
- 就:…
「もしも」シリーズはあくまで仮定の話なので、深く考え込むより、熱意を伝えることを意識したほうがいいでしょう。
社会人にとって情報収集は大切です。日々ニュース情報にどれだけアンテナを張り、関心を持っているのかを見ています。他に例えば出版業界ならば、最近読んだ本について聞かれるケースもあります。
参考:
新卒向け!就職面接でよく聞かれる代表的な5つの質問
時事問題対策におすすめ/社会・スポーツ・経済……から 2017年を先取りしよう!
新卒は一度しか経験できないチャンスですので、新卒で入社する会社で失敗はしたくないという思いはあなたも同じかと思います。そんな時に聞いておきたいのが離職率や面接官がちょっと答えにくいことですが、どうやったら教えてくれるのか、質問の仕方を見ていきましょう。
これは比較的簡単で、「離職率はどの程度ですか」と聞けば大抵教えてくれます。ただ、注意したいのは、年代別で見た時の離職率を聞いておかないと、全体の数値を出されてもあまり意味がありません。
これも普通に答えてくれるケースが多いです。本当のことを言っているのかどうかは判断できないかもしれませんが、担当者の顔を見ながら、答えにくそうな表情をしていないかを観察しておくと良いでしょう。
これは学生相手だと思ってわざと難しい言葉を使って来る可能性があります。みなし残業代がどうとか、固定残業がうんぬんなどのキーワードを並べるかと思いますが、下記のように覚えておくとよいでしょう。
もしみなし残業制なのであれば、その残業時間は何時間分なのかを確認しておきましょう。
コメントを控えるという回答が多いですが、事前にニュースになっていないかどこかのブログか何かで、言及されていないかなどを調べて、ひとつずつ確認していけば、新卒に対して誠意ある対応をしてくれる企業であれば、ある程度は答えてくれるはずです。
最後に、この学生は違うと思わせる質問を2つご紹介しておきます。
これから身を置く企業・業界の将来性について気になるところです。もちろん事前に自分なりの意見を持っておくことは大切です。しかし、志望先企業からの見解も知っておけば、より明確に入社後のビジョンを膨らませることができるでしょう。
こうした質問には、必ず「それに対し自分はどのように取り組むのか」を再返答しておきましょう。これによって、課題解決や事業拡大に向けた自分なりの思い、意欲を表すことにつながります。
企業でより成長し、活躍したいという意欲を伝えられる質問です。同時に、スキルアップに貪欲な学生ならば、勉強できる環境の有無は重要でしょう。口下手な人には真面目そうといった印象を持ちやすく、イメージ通りの自分をアピールすることにも繋がります。