就活生たるもの、面接の前の日に飲みすぎて面接に遅刻、ということは絶対避けたいもの。SNSでの投稿は、もしかすると企業の面接担当者の目に触れてしまうかもしれないため、ネガティブな発信は止めたいところです。
そう、就活生になると、それまで当たり前だった生活は一変。上記のように「しないようにすること」だけでなく、ニュースに意識を向ける、社会人マナーを身につけるなど、「するようになること」も増えてきます。
そこでJOBRASS編集部では今回、社会人130人に、就活生となり「心掛けるようになったこと」として、「しないようになったこと」と「するようになったこと」を聞いてみました。今回は【前編】、「しないようになったこと」。【後編】にて「するようになったこと」をご紹介します。
最多は「飲み過ぎ」。翌日二日酔いになっていなくても、口からアルコールのにおいがすることや、目の下にくまができるなど、体にあらわれていることがあります。そんな状態で面接に臨んだら……? 面接官は何も言わなくても、気がついていますよ。
・緊張感を持つこと。はめを外しすぎないこと。お酒を飲んで酔っ払いすぎないようにした。誰かに迷惑をかけないように心掛けている(女性/その他/30歳)
・就職活動(説明会や面接など)の前の日はお酒を飲みすぎないように気をつけていました(女性/その他/25歳)
実名で利用するfacebookはもちろん、ブログやTwitter、InstagramなどのSNS上での発言は、「IDは本名じゃないから大丈夫」と思っていても、まわりまわって誰が見ているかわかりません。もちろん絶対やめたほうがいいということではありませんが、「何が“地雷”かわからないから、一旦やめた」という先輩は多いようです。
・LINEのタイムラインは上げないように心掛けた。携帯の番号から友達になる可能性もあるので(女性/総務・人事・事務/28歳)
・SNSでの不用意な発言は見られていると思い、しないようになりました(男性/総務・人事・事務/32歳)
・TwitterやFacebookでの発言を控えるようになった(男性/営業・販売/28歳)
SNSだけでなく、電車や道端などでも発言に気をつけたという人も。例えば企業訪問で、アポイントをとった人の前だけ丁寧なふるまいをしても、最寄りの駅やお店にはその企業の別の人がいる可能性は高いですよね。その人から、人事部に報告が入らないとも限りませんよ。
・企業の話をあまり外でしなくなった。どこで誰が聞いているか分からないので気をつけていた(男性/その他/24歳)
あまり深く考えずに、直感的にものを言うのはやめるようになった、という人もいました。例えば相手が就活生なら、ライバルとして、あるいは仲間として自分の“何か”を探っているのかもしれません。また面接に向けた対策としても、「相手が何を聞きたいのか」を把握することは大切なので、こういった訓練は役に立つかもしれません。
・人前で、最初から自分の意見を全開にしないようにしていました。相手の真意を確かめてから少しずつ意見をするように(男性/その他/29歳)
発言、投稿だけでなく、実生活でも乱暴、粗雑な言葉づかいやふるまいをしないように心掛けたという人もいました。
・面接などに備え、日頃から乱暴、雑と思われる言動に注意するようになりました。ドアの開け閉め、荷物の置き方などといったところからです(男性/その他/26歳)
・誰に見られているかなんてわからないのだから、常日頃から恥ずかしくない振る舞いをする(男性/その他/24歳)
敬語やマナーを知ることも大切ですが、まずは今している「社会人としてはアウトなこと」をやめることから、というわけですね。一旦、自分のすべてを“就活モード”に切り替えるのも、アリかもしれません。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年11月11日~2016年11月21日
対象:社会人1~2年目の男女 計名130名