いざ就活が始まると、直面する問題のひとつとして挙がるのが、難解な「ビジネス用語」でしょう。
企業説明会や選考などで、企業側は当たり前のようにビジネス用語を使ってきますが、今まで普通に大学生をしていた就活生にとっては、初めて聞く用語も非常に多く、困ったことがあるということをよく耳にします。
今回は、そんな「就活でよく耳にするであろう定番のビジネス用語」について、皆さんにわかりやすく解説したいと思います。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(見直し)というサイクルのこと。
PDCAサイクルの回すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進めることができ、継続的に業務を改善できるようになります。
目標を設定し、実行計画を立案します。その際、ただ闇雲に計画を立てるのではなく、なぜそのような目標を立てるのか、なぜそのような実行計画を立てるのか、を考えた論理的なPlanである必要があります。
計画を実行に移します。
実行した内容の検証・評価を行います。計画通りにいかなかった場合は、うまくいかなかった要因を分析する必要があります。
検証結果から、今後どのような対策や改善を行っていくべきかを検討します。
「隙間」という意味で、大企業がターゲットしないような小さな市場や、収益性の低い、まだビジネスの対象として考えられていないような市場や分野のこと。
大企業があまり狙わない分野のため、中小ベンチャー企業が参入し、市場での地位を築こうとしています。
取引などにおいて、関係する両者にメリットのある状態のこと。
業務自体、もしくは業務の一部を外部の企業や個人に委託すること。外注、外製と呼ぶことも多いです。
アウトソーシングを有効活用することで、コスト削減はもちろん、それを得意とする企業に委託することで、自社で生産するより高い品質のものができる場合もあります。
最近では、「クラウドソーシング」といった、ネット上で個人へ簡単に業務を発注できるサービスも増えてきています。
企業間の提携や連携、複数企業の協力体制や連合を構築すること。
企業を買収・合併すること。Merger and Aquisitionの略。
2社以上の会社が1社になったり(合併)、ある会社が他社を買ったりすること(買収)を意味します。
主に、企業が個人の消費者やユーザーを対象にして行う取引のこと。Business to Consumerの略。
ネットショップや、オンライン書店、個人向けのWebサービスなどがこれにあたります。
企業間の取引のこと。Business to Businessの略。
オフィス用品の販売や、人材紹介、システム制作会社などがこれにあたります。
企業が事業活動における利益を優先するだけでなく、顧客や取引先、地域社会などに対して、なんらかの責任を果たすこと。企業の社会的責任。
具体的には、環境問題への配慮、安全かつ高品質なサービスの提供などを行うことです。
CSRに取り組むことで、企業イメージの向上やコスト削減などのメリットを享受できるメリットがあるため、各社が積極的に行っています。
意見が一致すること、全体の総意や合意のこと。
国の政策において使われることが多いですが、事業提案の際など、企業でもよく使われる言葉です。
主に報奨金など、外的に意欲を高める為の働きのこと。
インセンティブを与えることで、社員のモチベーションや意欲が高まり、その結果目標達成などの成果につながるというメリットがあります。
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