突然ですが、中学時代や高校時代を振り返り、皆さんは「夏休みの宿題」をいつ終わらせていましたか? 7月中、始業式の前日、8月の後半……人によって違うかと思います。小中高時代のクラスメイトを思い返すと、宿題を早目に終わらせていた人、始業式の日の朝に友達のノートを写していた人もいたはず。この状況、意外と変わらないものです。
「就職活動」も実は似たような現象があります。「早めに対策しましょう」と言われて、自主的に動ける人もいれば、選考解禁間近になって慌ててはじめる人もいます。
今回の記事では、宿題でもみられた「何事も早目に終わらせる」「周りに合わせる」「何事もギリギリでやる」グループを3つのタイプに分けて、タイプ別にこれからの就職活動を大予想。それぞれのグループに属していた先輩に聞いてわかった、これからの就活の動き方や悩みをお伝えします。
まずはみなさんがどのタイプかを改めて確認していただくためにチェックシートをご用意しました。
下記の項目にあてはまるものをチェックし、自分のタイプをチェックしてみましょう。
Q 次の項目で自分にあてはまるものをチェックし、A.B.C群それぞれのチェック数を数えてください
<<A群>>
□就活をすでにはじめている
□これまでを振り返ると受験や試験、小テストまでしっかりと準備してきた
□インターンシップは(どちらかというと)積極的に参加したい
□就活の情報を得るためには、ビジネス誌や新聞などを読むのに抵抗がない(むしろ好き)
□就活はしっかりと準備をしておきたい
<<B群>>
□就活の準備をはじめたほうがよいかな、とは思っている
□これまでを振り返ると受験や試験は友人が始めたらやりはじめた
□インターンシップは、なんとなく参加しておきたい
□就活の情報を得るためには、先輩の口コミサイトをチェックするのがよいと思う
□就活はみんなと同じようにできればよい
<<C群>>
□就活の準備は、まだしなくてもよいと思う(まだするつもりはない)
□これまでを振り返ると受験や試験はぎりぎりまで勉強しなかった
□インターンシップは参加したくない(する予定はない)
□就活の情報を得るためには、まとめサイトを読むのがよいと思う
□就活はできればやりたくない
▼結果
Aのチェックが多かった…Aタイプの記事をチェック
Bのチェックが多かった…Bタイプの記事をチェック
Cのチェックが多かった…Cタイプの記事をチェック
2つもしくは3つ同数だった…それぞれのタイプをチェック
いかがでしたか?
さっそくタイプごとに就活スタイルをみていきましょう。
Aタイプ「準備しっかり派」のあなたは、スタートダッシュも早く、就活対策も早めにスタートしてきたいと思っており、自主的に動けるタイプです。夏休みの宿題で例えるとかなり早く終わらせていたタイプで、どちらかというとノートを見せる機会が多かったのではないでしょうか。今時点で夏季インターンシップの予定を既に立てている人も多いかもしれません。
◆Aタイプの先輩の就活スタイルとは――
3年生6月にナビサイトがプレサイトをオープンしてから、積極的にインターンシップやセミナーに参加。就活本番期までに、業界研究や面接対策を徹底。ビジネス誌や新聞などから就活情報を積極的に取得することを心がけていたようです。
◆Aタイプの先輩は、この時期これで悩んだ!
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◆Aタイプのみなさんはここに注意!
早めに就職活動を進めていくことができるのですが、結果が出ないとストレスがたまり余計に疲れてしまいます。就活時期は全ての時間を就活に費やす必要はないので、いまのうちにリフレッシュできる方法を見つけておくと良いでしょう。また、友人や、先輩、キャリアセンターの方に相談して自分一人で悩まないように心がけておくとよいですよ。
Bタイプ「周りが気になる派」のあなたは、友人たちがはじめたら一緒に就活をはじめようかな、というタイプ。早めにスタートすることも、遅くなることも避けたく、「普通」の動きを行いたいと思っています。周りと協力しながら行えるのですが、就活を進めていく内に「そういえば自分は何がしたいのか」「本当にこの企業でいいのか」と考えてしまう可能性もあります。
◆Bタイプの先輩の就活スタイルとは――
学校で出席する必要がある就活ガイダンスには参加したが、そのあとの対策は特にしておらず、時間がかかるといわれる筆記試験や業界研究を少しずつやっていた程度。年明けで(大学3年生1月)で友人が動き出すのに合わせて本格的にスタートしたようです。
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◆Bタイプのみなさんはここに注意!
「周り」を気にしすぎてしまい、結局「自分」は何をしたいのかを悩んでしまいがち。特に就活終盤で友人が内定を取れているにも関わらず、自分だけ取れていない…といった周りとの差ができてしまうと悩んでしまうかもしれません。また、内定をとった後も「本当に自分がやりたかったことなのか」と自己分析を再度しはじめたくなってしまう傾向があるので、早目に「周りの目」ではなく「自分は何がしたいのか」を考えておきましょう。
Cタイプ「ギリギリでもOK派」のあなたは、できればぎりぎりまでバイトやサークル、趣味に没頭して極力就活をしたくないタイプ。これまでの経験でもなんとかなっていたことも多いことから、就活も「なんとかなるだろう」と考えています。短い期間で効率よく物事をすすめられることもできるので「先輩やOBOG」に話をまず聞くなど、行動力次第で就活がうまくいくかどうかが分かれます。ただし、筆記試験など時間がかかる対策については「早めにしておけばよかった」と後悔することもあるかもしれません。
◆Cタイプの先輩の就活スタイルとは――
年明け(大学3年生1月)でようやく就活を意識しはじめるが、実際に行動にうつしたのはナビサイトオープンの3月。インターンシップや就活対策などは特にしなかったとのこと。「早く終わらせたい」という一心で一度就活をはじめたら集中して取り組んでいたようです。
◆Cタイプの先輩は、この時期これで悩んだ!
・3年生 夏 インターンシップ以外で夏休みにしておいた方がいいことが知りたい
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(※タイトルは2017卒となっていますが、やっておきたいことは共通と考えていただいて問題ありません)
◆Cタイプのみなさんはここに注意!
はじめるのが遅くなってしまうために、後悔することもしばしば。Aタイプの学生と比べると半年ほど遅くなっているためどうしても差がついてしまいます。自分が行きたかった、受けたかった企業の選考が終わっていた…なんてことがないように少しずつ情報はつかめる体制にしておきましょう。
アルバイトの先輩や店長、サークルのOBOGなど人脈を使ってどんどん積極的に就活をすすめるとよいでしょう。
というわけで、3タイプの先輩たちの就活のモチベーショングラフを作成しました。どの時期にやる気が起き、どの時期にやる気がなくなったのかを知るためのものです。どのタイプもナビサイトグランドオープン期には活発になっていますが、早めに就活をはじめていたAタイプの学生はその時期に疲れを見え始めているのも特徴的です。
Cタイプの学生はAタイプの学生が就活を終えようと言うときに活動を活発になっているのもよくわかります。
いまから自分のタイプの先輩の状況を見て、先回りして対策をしておくのもよいでしょう。
「早めに対策をしましょう」と言われる就職活動ですが、言われて簡単にはじめることができたら苦労しないという方もいますし、逆に早めに対策をしたからといって必ずしも早く内定が取れるわけではないというのが就活の難しいところです。
自分自身が今までの人生でテストや試験など課題に対してどのように取り組んできたのかを思い出し、その方法で何か後悔したことや悩んだことがないのかを思い出すと、これからの就活の方法も変わってくるかもしれません。
どのタイプにも就活の悩みはそれぞれ発生してきます。自分のスタイルをまずは自覚し、前もって戦略をたてるとよいでしょう。