“最近の若者は、先輩社員からの飲みの誘いを断る”などという話をよく見聞するようになりました。では実際、“最近の若者”であるインターンが会社員と食事をしたとき、どう思われているのでしょうか……!? JOBRASS編集部では、インターンを受け入れたことがある会社員104名に、「インターンと食事をした際に感じたこと」を教えてもらいました。
最も多かったのは、なんと「お箸の持ち方がおかしい」という声。最近の若者の傾向なのかどうかは不明ですが、女性においては、「長いネイルのせいか、お箸の持ち方に妙なクセがある子は多い」(女性/その他/42歳)という指摘も。
・はしの持ち方がなっていない(男性/総務・人事・事務/26歳)
・正しい箸の使い方ができていない(女性/営業・販売/31歳)
・箸の持ち方(女性/総務・人事・事務/38歳)
・箸の持ち方がへん(女性/その他/34歳)
食べ方もチェックされています。音を立てるなどは、社内の人間同士ならいざしらず、例えば取引先との食事といったシチュエーションでは、先輩社員が恥ずかしい思いをすることも。
・食べ方が汚い(女性/公務員/29歳)
・口の周りが汚れている(男性/営業・販売/36歳)
・食べ方がくちゃくちゃ音立てて食べる人は気持ち悪い(女性/総務・人事・事務/31歳)
・多いのは口をあけて食事をし、”くちゃくちゃ”音をさせる子が多い。とてもみっとも無いので厳しく指導していた。後は箸の持ち方が汚い子が多い、食器の持ち方、片膝立てて食事する左手が机の下、犬食い、肘をついて食べる……言い出したらキリ無いが男の子に多い(男性/営業・販売/39歳)
どんなに“話がわかる”人でも、目上の人に対するタメ口はNG。
・話し方(男性/公務員/39歳)
・ため口がまざる(男性/その他/38歳)
・言葉使い(男性/総務・人事・事務/25歳)
・特にないですがタメ口はちょっと(女性/その他/41歳)
お箸の持ち方がおかしい、音をたてて食べるなどとともに、食事中の行儀として気になったというのがこちら。肘をついて食べる、テーブルの上に片手しか出さないという“お作法”のNGはもちろん、スマホを操作しながら食べるのも厳禁。相手に不快感を与えてしまいます。
・片肘をつく、口にものを入れた状態で会話する(女性/その他/31歳)
・スマホを操作しながら食事をしていた(女性/その他/38歳)
これもありがちな指摘。自分の話、あるいは同期同士の話に終始してしまうのは、せっかく一緒に食事をしている先輩たちに失礼と映ってしまいます。
・人の話を聞かないこと(男性/その他/33歳)
お酒を注ぐことについては賛否両論あります。なかには「手酌のほうが気楽」という人がいるのも確かですが、取引先や先輩たちがいる場では、少なくとも「注ぎましょうか」という一声や、そういった素振りをみせましょう。
・お酒を注がない(女性/総務・人事・事務/29歳)
・コップの空いている人にビールや酒を勧めず、自分の分だけ足して飲んでいた(男性/営業・販売/39歳)
食事前後の挨拶はもちろん、会計時に「ごちそうさまでした」の一言は忘れないように。「奢られて当たり前」の態度は、気持ちいいものではありません。
・会計時の挨拶(女性/総務・人事・事務/30歳)
・いただきますなどの挨拶が一切できない子がいた(女性/総務・人事・事務/40歳)
座る位置は、目上の人が「上座」。また、食事に手をつけるのも、お店を出るのも、取引先や目上の人を先に、自分は後にが鉄則です。
・座る位置など基本のことができていない。教わっていないので、仕方ないとは思うが(女性/その他/28歳)
・さっさと帰るところ(男性/研究・開発/40歳)
・先輩を待たずに先に食べる(女性/その他/36歳)
インターンの時には、ある程度は“知らないんだな”というマナーもあるでしょう。でも、行儀や基本的な挨拶などは、そもそもの“常識”を問われてしまいます。一挙手一投足がチェックされていると思って、気をつけましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年6月16日~2016年6月22日
対象:企業のインターン受け入れ経験者 計104名