企業を受けるのとは、ちょっと事情が異なりそうな公務員。まず試験がありますが、その先の「面接」もナゾ。公務員の面接って、何をアピールするのでしょうか……? JOBRASS編集部では、公務員110名に「採用面接で最もアピールしたこと」を聞いてみました。
「やる気」「情熱」をアピールするのは公務員に限らず、面接では当然のこと。では、“公務員ならでは”っぽいものは……?
■真面目さをアピール
まめであること、真面目であること。カタイといわれがちな公務員では、とりわけ誠実性、責任感もアピールポイントです。
・一生懸命(男性/53歳)
・まじめに努力すること(男性/66歳)
・まめさ(男性/40歳)
・真面目(男性/72歳)
・真面目な性格(男性/31歳)
・責任感が強いことと忍耐力(女性/34歳)
■社会に役立ちたいことをアピール
企業研究同様、まずは公務員というものの役割や仕事をよく研究し、理解すること。
・公務員の役割などについて、まっすぐ目を見て話した(女性/64歳)
・社会に如何に役立つかに関心がある点(男性/68歳)
・社会の役に立ちたいと訴えた(男性/68歳)
・自分の信念(男性/70歳)
・「地図の残る仕事」に関与したいこと(男性/49歳)
■具体的に自分がそこでどう役立つかをアピール
そして、自分がその職に就くことでどう社会に役立ちたいかをアピールするのが面接突破のカギになるようです。公務員といっても幅広い職種があります。自分が受ける地域、職種が「自分にとって、それでなくてはならない理由」を説明できるようにしておきましょう。
・その地域の公務員になりたいかの理由をアピール(女性/45歳)
・何故その種の公務員になりたかったかを最もアピールした(男性/51歳)
・市職員を目指しているとき、その市ではどのような業務が大変なのかを調べ、その業務を希望するなどした(男性/38歳)
・自分が就職したときにどのような理想をもって臨みたいかとか、働く場所などについてのアピールをした(男性/50歳)
その他「コミュニケーション能力」「協調性」「笑顔」「体力」「礼儀」といった回答もみられましたが、これらも前述の「やる気」や「情熱」同様、公務員に限らず求められる能力です。
ただ、これらをあげる人たちがいるということは、公務員だからといって試験の点数だけ良ければよいわけではないということでもあります。試験の点数はクリアしたうえで、一般企業にも求められるものも当然大切。公務員を目指す人は、試験対策だけでなく、面接対策もきっちりして臨みましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年4月7日~2016年4月12日
対象:全国の公務員 計110名