「人は見た目が9割」という本が2005年に出版され、2013年には「やっぱり見た目が9割」という本も発売されました。就職活動においても、髪型や服装といった「見た目」についての話題がよく挙がります。中身は魅力的であるのに、見た目でマイナス評価を受けてしまっては非常にもったいない…。場合によってはマイナスどころか「即、不採用」になることもあるようです…。実際に、JOBRASS編集部が行った調査によると、企業の採用担当者の42.0%が「服装で即、就職活動生を落としたことがある」と回答しました。
そのときの面接官は、学生のどの辺りをみて「即、不採用」と決めたのでしょうか? 寄せられた意見を「私服編」と「スーツ編」にわけてご紹介します。
「ジーパンにスニーカー、上半身は原色系のシャツ」
「ほとんど寝巻のような部屋着で来社。発言もおかしかったので納得でしたが」
「靴下がルーズソックスだった」
「どういうつもりなのか、チンピラとしか思えないような格好で来た。個性の範疇を超えている」
「男女問わず、帽子をかぶっているのは非常識」
「女性で華美な服装で来た人がいましたが、更正困難と感じてその場でお断りをした」
いくら私服が許可されている場合でも、派手すぎるものや寝巻は避けるべきです。また、最近ではアクセサリー感覚で帽子をかぶっている人も見かけますが、コートやマフラーなどと同様に、室内に入ったら取るようにしましょう。
「見るからに不潔な感じ。襟と袖が汚れていたとき」
「よれよれになっているシャツは常識を疑う」
「ネクタイ着用を義務付けていたにも関わらず、ネクタイをしてこなかった。聞くと、『クールビズです』と、ハツラツとした態度で言われた」
「女性で胸元を大きく開けて、派手なネックレスをしていた」
「靴が汚れていた」
「スーツが埃だらけであまりにもひどく、私生活の乱れが想像できるので」
「ワイシャツの下から派手なシャツが透けていた。自分で鏡を見たとき印象が悪いと気が付かなかったのか不思議でした」
「スーツが体型にあっておらず、理由を聞いてみると借り物だった。就職活動に本気ではないと感じたので」
スーツを着ているから大丈夫だと油断している就活生も多いのかもしれませんね。細かい部分の乱れは自分だと気が付かないこともあるので、誰かにチェックしてもらいましょう。就職活動において、「人は見た目が9割」だとは言い切れませんが、服装で「即、不採用」になる可能性もあるということを忘れずに!
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース2016調べ(インターネット調査)
調査期間:2014年12月24日(水)~2015年1月5日(月)
対象:企業の採用担当者207名