毎年新たな流行語が次々と生み出されています。それは就職活動でも同じ。
就職活動最前線を走っていくなら知っておきたい就活用語をまとめてみました。
セクハラやパワハラなどの言葉が広まる一方で、就活にも新しい「ハラスメント」が生まれています。内々定を出した学生に対して企業が就活を終えるよう強く要求することを、「就活終われハラスメント」略してオワハラと呼ぶようになりました。
売り手市場と言われて久しい就活の現場で、企業側が学生を確保するのに必死になっています。その裏返しとして、オワハラが生まれているようです。
「親への確認」の略である「オヤカク」とは、企業が学生に内定を出した後、学生の両親に確認をとる行為のこと。両親を会社に招いて職場の見学会、事業内容や経営状態の説明会などを実施する企業も存在している。これは親御さんも含めてしっかりと理解してから入社してほしいという目的で実施されることもあれば、単に内定辞退を防ぐために行われる場合もあるそう。
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略語。エントリーシートや面接で聞かれることが特に多く、定番化しているためにガクチカと言われ始めました。事前に答えを用意しておく必要のある項目として、就活生の間で広まっています。
人事の作業が肥大化している昨今、特に大企業などではセキュリティの観点から不合格の面接結果を通知しない、いわゆる「サイレントお祈り」をする企業もあります。
就活生の側からしたら、いつ連絡が来るか気が気でない状態が続くわけですから、あまり好まれていません。ですが、一度冷静になって、企業側の都合も考えてみてはいかがでしょうか。気持ちの切り替えが大事ですよ。
内々定という言葉を聞いたことがあると思います。内定の一段階前を内々定と言いますが、NNTは内々定のことではありません。
内々定をもじって、「無い内定」の頭文字をとったものをNNTといいます。内定が無い状態、あるいは内定が無いまま就活を終えた状態を就活生同士で表すときに使われるようになった言葉です。
■赤べこ
東北の郷土玩具の「赤べこ」をご存知ですか?張子人形の赤い牛の首が勢いよく揺れ続ける玩具ですが、ここから転じて就活用語としても使われています。企業説明会などで、ずっと頷き続ける人を指すようです。
■非通知とれなかった
選考後の企業からの連絡が非通知で行われたため、電話を取れなかった就活生たちが使うようになった言葉です。
■背泳ぎ
オリンピックやアジア大会などの背泳ぎの姿を見たことがありますか?肩から手の先まで綺麗に伸びていますよね。この姿から転じて、就活用語では「質問のときに真っ先に手を上げる人」のことを指すようになりました。
■リベンジ転職
就活中に第一志望だった企業から内定がもらえず、他の企業に就職するも、転職でもう一度その企業にチャレンジすることをリベンジ転職といいます。