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面接の訪問時間は、何分前に行くのがベスト？　例えば10時の約束だったら、10時ぴったりに担当者に連絡すれば良い？　5分前？　10分前？　15分前？　逆にちょっと過ぎたくらいの、5分過ぎが良かったりして……？
 
小さいことだけど、案外悩む「○分前」。JOBRASS編集部では、全国の採用担当者100名に、「面接の訪問時間は何分前に行くのが適正だと思いますか？」と質問。もっとも多かった時間の根拠と、ナルホドなアドバイスは？
 

【面接の訪問時間は何分前に行くのが適正だと思いますか？】
・ジャスト 3.0％
・3分前 5.0％
・5分前 35.0％
・10分前 38.0％
・15分前 15.0％
・20分前 3.0％
・30分前1.0％
 

 
調査の結果、多いのは「5分前～10分前」。7割以上の人が10分前くらいまでの到着を望ましいと考えているようですが、なかには「ジャストでいい」という人や、「20分～30分前」という人も。それぞれの理由をみてみましょう。
 

 ジャスト～5分前

遅刻は論外だが、あまり早く来られても……というのが、5分前まででいいという人たちの意見。前の仕事もある、等々の事情を挙げ、「早過ぎても迷惑」という声も多数みられました。
 
・早すぎてもギリギリでも良くない（男性／千葉県／45歳）
・こちらも仕事をしているので、予定時間より早く到着されると予定が狂います（女性／東京都／50歳）
・あまり早過ぎても前の面接が終わっていないとかするので迷惑だから（男性／東京都／56歳）
・早すぎず遅すぎず、相手方に迷惑をかけない適当な時間だから（男性／福島県／49歳）
・早めの行動が大事であり、先方の迷惑にならないようにすべきだから（女性／愛知県／33歳）
・早すぎると自分勝手。遅すぎるのは問題外。程よさが何より重要（男性／愛媛県／29歳）
・遅れるのは論外ですが、30分以上早く来るのもどうかと思ってしまいます（男性／愛知県／39歳）
・遅刻は論外だがあまり早く来られるのも仕事の迷惑なので、5分前ぐらいがちょうどいい（男性／福島県／49歳）
・あまりに早い（15分以上）と、待ってもらう場所や対応する人の問題で現場が混乱する時があり、企業側にとっては迷惑。ジャスト時だと、本当に来るのか心配になる。5分前がもっとも企業側に配慮して訪問してきた印象を持てる（男性／東京都／50歳）
・会場入りする自分達より前に来ていた学生がいたこと（男性／新潟県／27歳）
・少しだけ早いほうがよい（女性／大阪府／46歳）
・早過ぎてもこちらの準備が整っていない場合があるし、実際30分前に来られた時は完全に油断していた（女性／秋田県／34歳）
 

 10分前

もっとも多かった「10分前」。
5分前だと、お手洗いや受付に時間がかかった時などに余裕がなくなる可能性もあるため、10分前に到着くらいの気持ちで来るのが良いのでは、というアドバイスです。
 
また、10分あると、面接前に一度身だしなみをととのえたり、自分の気持ちを落ち着けたりなどといった準備をすることができる、といった声が散見されました。5分では余裕がないけれど、10分だと「余裕」が生まれるというわけです。
 
・準備しておく（男性／東京都／42歳）
・落ち着いた態度（男性／愛知県／57歳）
・落ち着く時間が必要（男性／愛知県／57歳）
・余裕をもって行動する（女性／東京都／41歳）
・何かあっても対応できる余裕（男性／神奈川県／54歳）
・ぎりぎりでは、なにかあると困る（男性／東京都／41歳）
・本来は面接前の集合時間が示されるのでそれに合わせるべきであるが、 担当者の準備、確認、前の志望者の進捗状況を考慮する場合に 一番無難な時間が10分から15分前であるため。あまり早すぎると 担当者も対応に苦慮するし、直前では担当者の誘導等に余裕がなくなってしまい、却って迷惑になるため（男性／東京都／43歳）
・時間に余裕をもった行動ができるかどうか（男性／北海道／31歳）
 

 15分前～20分前

「15分前～20分前」とした人は、何も「15分前～20分前」に到着したら、すぐに担当者に連絡が欲しいというわけではありません。あくまでも余裕をもって到着しておきましょう、ということです。
 
10分でいいのか、15分あれば安心なのか……担当者に会う前に気持ちを落ち着かせるのに、自分にはどのくらいの時間が必要なのかを考えて、到着時間を決めれば良いでしょう。
 
・早めが安心（男性／神奈川県／45歳）
・面接前の落ち着きと心がけが肝要（男性／兵庫県／51歳）
・やはり一息つける状態の時間帯に到着しているのは当然と思うから（男性／広島県／44歳）
・トイレなどに行って、一息つく時間があるから（男性／東京都／32歳）
 

 30分前

わずかにみられた「30分前」という意見。これは、担当者に連絡する前に、その企業周辺の雰囲気に慣れることを含めた時間設定。空気感を感じ取れば、面接での話も広がったりする……かも？
 
・雰囲気になれることと余裕が必要（男性／栃木県／56歳）
 

 1時間以上は迷惑！

採用担当者のなかには、1時間以上前に来られて、迷惑だったという経験を話す人も複数いました。1時間以上前に到着するのは自由ですが、担当者に連絡するのはNG！　「やる気がある」どころか、かえって身勝手で失礼な印象をもたれてしまいます。
 
・驚いた学生は遠方からの学生だったこともあるのか面接の二時間前に会社に来て受付の人から連絡が入り面接時間を少し繰り上げなければいけなくなったこと（男性／青森県／24歳）
・1時間前に来る学生。はっきりいって迷惑（男性／千葉県／46歳）
・周辺には前もって到着しておいて、来社は約束の時間の10分位前が望ましいと思います。 面接者も企業研究や観察したい目的もあるかもしれませんが、早く来ました！って勢いよく1時間以上前に来られても迷惑です（女性／兵庫県／47歳）
 

 まとめ

まとめると、心配性の人や、その日時間に余裕がある人は、15分以上前に企業周辺に到着する計画で。周辺環境の雰囲気をつかみたいという人は、30分くらい時間があっても良いでしょう。ただ、担当者に到着連絡をいれるのは、5分前～10分前くらいがベストのようです。ジャスト過ぎても、「あの学生は来るのかな？　来ないのかな？」と担当者を心配させてしまうので、注意しましょう。
 
 
【調査概要】
方法：JOBRASS就活ニュース調べ（インターネット調査）
調査期間：2015年12月11日～2015年12月17日
対象：企業の採用担当者　計100名