履歴書の写真にまつエク、カラコンはアリ!? 履歴書の写真で落とされることはある? 履歴書の写真は、どこまで重視されるのでしょうか。そして、採用担当者がチェックしているポイントは……? JOBRASS編集部では、「履歴書の写真と実物でギャップを感じることがあるかどうか」を聞いてみました。明らかになった結果は? そして、ギャップから受ける採用担当者の印象は?
【履歴書の写真と実物でギャップを感じることがある?】
・ある 62.0%
・ない 38.0%
調査の結果、「履歴書の写真と実物でギャップを感じることがある」と回答した人は、6割以上の62%にのぼりました。
学生にとって、履歴書の写真となれば、きれいに写りたいもの。写真館のなかには「これで就職できる!」「バッチリ好印象」などとうたい、履歴書用の撮影を得意ということをアピールするお店もあるほど。
ところで、履歴書の写真と採用は、どれだけ“関係ある”のでしょうか? また、ギャップがあった場合、マイナスポイントになってしまうの……? 採用担当者の声をみてみましょう。
ネット上の質問サイトには、就職活動中という人から、こんな悩みが相談されています。
「8社受けて、全く受かりません……
書類選考が通り、面接には三社ほど行きました。
しかし全て不採用……
あとの五社は書類選考で落とされています。
母が、履歴書に書いてあることは問題ないんだから、写真で落とされてるんじゃないの? 撮り直しなさいとうるさいです……
履歴書の写真で落ちることってあるのでしょうか? 私は確かに地味で、性格もそんなに明るい方ではありませんが……」
必ずしも写真「で」落ちるとは言い切れません。しかし、採用担当者が“どっちにしようかな”と迷ったとき、合否の決め手になるのが写真という可能性は捨て切れません。
この質問者は、書類選考ですでに落とされていますが、面接にすすんだときに担当者が感じる「ギャップ」には、2種類あります。「写真のほうがいい」場合と、「実物のほうがいい」場合です。
髪がボサボサだったり、表情が暗かったり、襟が曲がっているといった“雑”な写真は、「その程度の意気込みなのか」とみられてしまう可能性が大。逆に、気合いが入り過ぎてホンモノとギャップがあり過ぎると、「見栄っ張りなのか」「写真だけ良ければいいというスタンスなのか」などという憶測を呼んでしまいます。履歴書の写真は清潔感、丁寧さ、明るさを伝えられるようなものを用意しましょう。
最近では「履歴書OK」なスピード写真機があちこちにありますが、できれば写真館で撮りたいもの。理由は、
・照明が暗い/細かい調節ができないため、表情が暗く写ってしまいがち
・顔の位置を合わせようとすると無理な姿勢になり、左右の肩の高さが異なったり、襟元などが乱れたりすることも
というものがあげられます。
【写るときの格好】
・スーツ
・女性の場合、インナーは白い襟付きのものか、胸元が開きすぎていないカットソー。ネックレスなどの華美なアクセサリーはつけない。カラコンはしない。
・清潔感のある髪、女性のまつエク、メイクなどはナチュラルに
【気をつける身だしなみ】
・前髪が目や眉に掛かっていない
・後ろ髪は背中へ(前に垂らさない)
・真正面を向いている(上目遣い、上から目線になっていない)
・ネクタイや襟元が乱れていない
前髪が顔を隠していると、表情が暗くみえてしまいがちです。表情は歯をみせず、わずかに微笑む感じで。写真ができてESなど書類に貼る際は、万が一剥がれてしまったときのために、裏には名前を書いておきましょう。
証明写真のポイントについては、ぜひこちらの記事も参照してみてください。
美しい「証明写真」で合格率アップ!? 誰でも出来るたった2つのポイント
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年11月10日~2015年11月13日
対象:企業の採用担当者 計100名