(※このコラムは、2015年8月11日に2016年卒学生対象メディアJOBRASSマガジンにて公開されたものです。)
M大学文学部
T.M.
内定先:総合商社
苦労したことは2つあります。一つめはSPIです。これはひたすら問題を解いて、わからないところは人に教えてもらって解けるようにしていきました。二つめは、限られた時間の中で面接官の方に要点だけを簡潔に伝えることです。どうしたら相手に自分のことがうまく伝わるか、何度も考えて友人達と面接の練習をしました。また練習後にフィードバックをもらい改善していきました。
面接は全部で3回です。学生対面接官で、一次面接では3対2で30分、二次面接では3対3で30分、最終面接では4対5で40分でした。私の場合、すべての面接後、その日のうちに連絡がきて次の面接に進むという流れでした。最終面接後に会社に呼ばれ、そこで内々定を頂きました。
他の業界も受けていたため、面接に慣れていたことが大きいと思います。
何度も面接を繰り返すうちに、伝え方も上手くなるし、大人の方と話すことにも慣れることで、自分らしく話すことができたと思います。この会社を受けていた時は、緊張よりわくわく感の方が大きかったです。自分らしく話せたことで、面接官の方に本当の私を見ていただけたのだと思います。
アルバイトです。結果よりも過程を重視して自分がどう取り組んだのかを話していました。その中で経験した失敗体験や、そこから学んだこと、得たことを深く掘り下げて考え、伝えていました。面接時間が短い時にはなるべく簡潔に、長い時にはしっかりと順序立てることを意識し、何度も友人と面接の練習をしました。アルバイトやゼミの経験では、他の学生と差がつかないのでは、と心配する声をよく聞きますが、自分がどう取り組んだのかをしっかり伝えることができれば、決してそんなことはないと思います。
大変なこともあると思いますが、できるだけ楽しんで就職活動をして欲しいと思います。就活は、誰かにやらされるものではなく、自分で選んでしていることです。自分はこれからどういう生き方ができるのだろう、自分には何ができるのだろう…そんなワクワクした気持ちで取り組めば、自然と相手にも伝わるはずです。最後まで諦めず、妥協せずに頑張って欲しいと思います。