就活は人生における一大イベント。
自分の将来に大きく関わり、人生設計に大きく繋がってくるものです。それゆえに苦労もあり、頭を悩ませる就活生は少なくありません。
大切なのは、自分だけが悩んでいるわけではないと知ること。そこで今回は、就活生が思わず「うんうん……そうなんだよ!」と頷いてしまうような悩みを、ランキング形式でご紹介します。
「卒業までに、1社からも内定が貰えなかったらどうしよう。」「周囲はどんどん就職先が決まっているのに、どうして自分だけ」こんな悩みを抱く就活生が、毎年多く見られます。これは周囲に惑わされてしまい、焦りから陥ってしまう思考ですね。
内定を多く、あるいは早く貰っている人がとても優秀かと言われれば、決してそんな事はありません。就職活動に焦りや不安は付き物。しかし焦ってしまうと、自分が本当に行きたい会社でなくても、内定が出たから“とりあえず”決めてしまおうといった考えに繋がります。将来を考えれば、これはあまりお勧めしません。自分のペースを乱さず、本当に行きたい会社を見つけることが大事。周囲と比べるのではなく、自分自身と向き合いながら就活を進めていってください。
自分で自分のアピールポイントを探すことは、なかなか難しいものです。特にサークル活動や部活動、アルバイト、留学などの学外活動の経験がない人・少ない人は、何をアピールすれば良いのか分からないのも無理はありません。
そのような場合、まずは周りの友達に聞いてみては? 客観的に自分を見てくれている友達は、自分では気づかないあなたの良さを知っているかもしれません。他にも、両親や祖父母に聞いてみるのも良いと思います。生まれた時からあなたの傍にいるため、よく理解してくれているはずです。尚、アピールポイントだけで採用可否は決まりません。そこだけに囚われるのではなく、志望に向けた熱意やビジョンなど、広い視点から就活に取り組みましょう。
これは特に地方就活生に多い悩みです。就職活動をする前に、金銭面もリサーチと準備が大切です。スーツやネクタイ、カバン、靴などのリクルート用品購入はもちろん、交通費や昼食代……一体どれくらいかかるのか。スーツ等は就職してからも使用する可能性が高いので、その点も考慮すると良いと思います。交通費や昼食代は、少しの工夫で低減されます。
こちらの記事「【地方の学生さん必見】イマドキ就活はお金をかけない!?」も併せて読むと、よりイメージしやすくなりますよ。
就職活動を進めていると、「本当に自分がやりたい仕事はこの仕事なのか?」と自分の気持ちに疑問が生まれることがあります。いろいろな業界を見て、さらに様々な人と出会っていけば、目移りしてしまうこともあるでしょう。そんな時は初心に戻ってみることも大切。自分自身を見つめなおし、本当にやりたい仕事が何なのか改めて探ってみると、自ずと道が見えると思います。小学校・中学校の時に書いた「将来の夢」といった作文を読み返してみるのも、面白いですよ。忘れていた自分の「やりたい仕事」を思い出せるかも。
何から手をつけたらいいのかわからない……そんな人に多い悩みです。今は、スマートフォンやタブレット端末などを使えば、インターネットから気軽に情報収集できます。しかしインターネットの情報は、信ぴょう性などに要注意。大学の就職センターなどで公開されている求人情報、四季報などからある程度調べておくと安心です。そして、会社説明会などで実際に話を聞くことも大切。また、これからの時期、多くの合同企業説明会が開催されるので、複数企業を比較検討するチャンスです。
他にもこんな悩みがあります。
「書類選考が通らない」
書類選考には、莫大な数の就活生から応募が集まります。選考側も、場合によっては全ての書類にしっかり目を通せないことも。そのため履歴書の見易さや字のバランスなどが選考通過の大きなカギに。もちろん、募集要件が決められている場合は、自分が該当するか必ずチェックしましょう。
「筆記試験、面接が通らない」
筆記試験は、やはり勉強するしかありません。早い段階から、SPI対策などに取り組みましょう。企業の傾向などを知ることも、試験通過のポイントとなりますよ。
また面接では、基本マナーはもちろん、笑顔・声の大きさ・発言の内容なども重要です。恥ずかしがらず、自信を持って面接に臨むために、事前準備と練習をしておくと良いですね。面接とは誰もが緊張するもの。緊張を少しでも和らげるためにも十分に練習をしていれば、良い結果へと繋がってくるはずです。
「相談できない、相談する相手がいない」
内定者が周りに増えてくると、就職が決まっていない自分が恥ずかしく思えてくるかもしれません。そうすると友達にもなかなか相談できなくなったり、落ち込んだりしてしまいます。しかし先に内定を得た友達であれば、きっとあなたの助けになってくれるはずです。友達ではなく、家族でも良いでしょう。家族とは、無条件であなたを愛し、将来を案じ、助けになりたいと思っているもの。思い切って相談してみると、きっとあなたに役立つアドバイスをくれるはずです。
学生にとって、就活は誰もが“初めて”の経験。悩みを持つことは当然です。しかし悩みに苦しむのではなく、前向きに取り組めるように、これまでの概念や先入観・思い込み、時には環境を変えることも必要なこと。
・自分自身と向き合い、自己分析をする
・企業や業界について徹底的に調べる
・友達や家族に相談する
・何度も練習する
やれることはなんでもあるし、不安や悩みを抱えているのは自分だけではないことを忘れずに、就活に挑んでください。
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