履歴書やエントリーシートを郵送する時には送付状(カバーレター)を添付するのがマナーだと知っていましたか?
会社同士、あるいは会社と個人が書類を郵送やファックスでやりとりする際には、送付状を添えるのがビジネスマナーになっています。
送付状とは、「いつ」「誰が」「誰に」「何の要件で」「どんな書類を何枚送るのか」を1枚の用紙にまとめて記したものです。
会社には毎日多くの郵便物やFAXが届くため、他の書類と紛れてしまわないように送付状を添える習慣があります。
では、ある会社にエントリーシートを提出する場合の様式を紹介しましょう。
ビジネス用の送付状は横書きが一般的です。
平成○○年○○月○○日
□□□□株式会社
人事部
山本 花子様 (または採用担当者様)
〒000-0000
東京都○○区○○1-2-3
田中 一郎
電話:000-0000-0000
E-mail:ichiro_tanaka@××.ne.jp
応募書類の送付について
拝啓 貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
■■大学■■学部■■学科 ■年の田中一郎と申します。
この度、貴社の新卒採用に応募させていただきたく、下記の書類を同封致します。
何卒ご査収くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
敬具
記
エントリーシート 1枚
履歴書 1枚
1.送付状の右肩に送信日の日付を入れます。
西暦でも和暦でも構いませんが、フォーマルにこだわるなら和暦を使いましょう。
2.社名・採用担当者の部署名・肩書・フルネームを左詰めで書きます。
フルネームがわかっている場合は肩書の後で改行して苗字が文頭に来るようにしましょう。
3.自分の住所・氏名・電話番号・メールアドレスを右詰めで記します。
4.送付状のタイトルを書きます。
中央寄せが一般的です。「○○について」などシンプルなものにしましょう。
5.本文です。
左詰めで「シンプルな時候の挨拶」「あらためて自分の名乗り」「要件」「結びの言葉」と続きます。
なお、敬具だけは改行して右詰めにしましょう。
6.記書き。
郵送物の中身を箇条書き・中央寄せで記します。
形式も重要ですが、真似するところは、送付状の本文が極めてシンプルな点です。
ビジネスフォームは「失礼にならないように、なおかつ可能な限りシンプルに」構成されています。文章に凝っても、あまり注目はされない部分です。
全体的に丁寧に、必要な情報の記載漏れがないよう慎重に作成しましょう。