一般職として、メーカーで働く社会人4年目のFさん(女性/27歳)。総合職で、営業として働く男性社員のアシスタントをしています。「サポートをするほうが、自分に合っていると思って」今の職を選んだそうですが、「何十部もコピーして冊子を作ったのに、結局いらなかったとか、もう少し考えて仕事をふって欲しい時もあります……」とボヤきます。
どうやら、どうしても主導権を握る立場になる総合職に対して、一般職としてもいろいろ言いたいこともありそう。そこで今回JOBRASS編集部では、一般職として働く社会人100名を対象に、「総合職に言いたいこと」を自由に書いてもらいました。
クライアントに対峙し、営業だったら雨の日も風の日も外に出る総合職には、感謝の言葉を言う人が大半です。前出、Fさんも「なんだかんだいっても自分には務まらないので……、そこは本当に頭が下がります」と言います。
・いつもありがとう(男性/総務・人事・事務/33歳)
・おつかれさまです(男性/その他/31歳)
・頑張ってください(男性/コンピュータ関連以外の技術職/36歳)
・転勤ご苦労様です(女性/その他/49歳)
一方で、不満としてあがったのは、「(一般職よりも)高い給料をもらっているのだから、もっとちゃんと仕事して!」という声です。
具体的にどう“ちゃんとして”なのか、ということまで言及したものはありませんでしたが、「責任を持って欲しい」(女性/金融関係/35歳)、「事務作業を押し付けて、自分は雑談とかしているのをみるとがっかりする」(男性/その他/32歳)など、仕事の姿勢を問う声がいくつか見受けられました。
続いて、「えらそうにしないで!」という声も。「上から目線」のような態度を感じ取る人もいるようです。
・えらそう(女性/その他/43歳)
・一般職を軽視しないでほしい(女性/総務・人事・事務/33歳)
・上から目線でモノ言って欲しくない(男性/その他/44歳)
・上から目線はやめてほしい(女性/企画・マーケティング/40歳)
ただし、一般職社員が前述のような気持ちを抱く背景のひとつには、同じ会社の一員として、もっとフラットに意見交換をおこない、一緒に仕事をすすめていきたいという気持ちがあるから。「こちらの事情も分かって欲しい」(男性/公務員/33歳)、「もっと意見を言い合いたい」(女性/総務・人事・事務/27歳)、「同じ会社の一員だぞ」(男性/総務・人事・事務/29歳)という声が寄せられましたが、大切なのは、総合職・一般職という職種を越えて尊重しあえることなのかもしれません。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年8月16日~2017年8月23日
対象:企業の一般職として働く男女 計100名