何かと話題になる「ブラック企業」ネタ。誰しも、好んでブラック企業に入りたいわけはありませんよね。では入社前にその会社がブラック企業なのかどうか、なんとかしてわからないものでしょうか?
そこで今回JOBRASS編集部では、いくつかの企業を渡り歩いたことのある転職経験のある社会人150名に対し、「ブラック企業の見抜き方」を教えてもらいました。
企業・採用情報の査閲プロが教えるブラック・ホワイト企業の見分け方はこちら
「行ってみるまで、判らないとしか言えない」(男性/コンピュータ関連以外の技術職/49歳)、「あったら知りたい」(女性/その他/42歳)という声も散見されましたが、それでも気をつけるべきポイントをまとめると、以下のとおり。ただし当てはまりそうだからといって、その企業が必ずしも「ブラック企業」というわけではないので、念のため!
・みんな顔が死んでいる(女性/その他/32歳)
・見学に行ったときの働いている人の雰囲気が怖い(女性/その他/30歳)
・社員の顔色が悪い(男性/その他/46歳)
・実際に働いてる人からきく。新卒採用が多いなどは怪しい(男性/その他/22歳)
・人がコロコロ変わっている(男性/営業・販売/41歳)
・景気のいいことを言っていて、採用枠が異様に多い(男性/総務・人事・事務/38歳)
・いつもいつも求人広告を出している(女性/出版・マスコミ関係/43歳)
・口コミや、社員の話を聞けるとよい。求人広告を絶えず出している企業は危ないと思う(女性/その他/42歳)
・採用者が多い、先輩社員がわかい(男性/コンピュータ関連技術職/40歳)
・やる気がある方、とか 明るい職場アピール(女性/その他/28歳)
・甘い言葉(男性/総務・人事・事務/44歳)
・求人情報に「アットホームな職場」や「やる気次第」「平均年齢が若い」などの文言が並んでいる(男性/コンピュータ関連以外の技術職/41歳)
・賃金、労働条件があまりにも良いのは怪しい(男性/その他/43歳)
・高収入をうたい文句にしている企業(男性/その他/42歳)
・飲み会に誘ってみる。いつも断るようなら、あぶない(男性/その他/44歳)
・求人票に対して質問しても曖昧な返答しか来ない(男性/コンピュータ関連以外の技術職/45歳)
・外部業者からの告発(男性/その他/46歳)
・今はネットなどの口コミ等、色々調べる手段があると思う。給与未払いなどで訴訟を起こされてないかなど調べる(女性/その他/46歳)
・会社に通う人が会社から徒歩圏内に住んでいるかどうか。徒歩圏内を強要されるのなら、終電では帰れない企業です(女性/その他/38歳)
・深夜に敢えて電話する。1コールで取るようなら、かなり怪しい(男性/その他/37歳)
・公表されている就業時間を過ぎても電気がついている日が多い(女性/その他/35歳)
・残業時間を正しく申告できるか。極少数のスーパーマンに頼っている組織ではないか(男性/コンピュータ関連以外の技術職/47歳)
・経営者がワンマン(男性/出版・マスコミ関係/40歳)
・社長の人相が悪い。(男性/その他/44歳)
・社長や幹部が、説教をする(男性/その他/48歳)
・上司や経営者が高圧的(男性/その他/46歳)
年がら年中採用をしているのが怪しいというのは、離職率が高いと考えられるから。休みや残業については、程度問題でもありますが、「サービス残業も多くしてきた身として、個人の意欲の問題が多々あると思う。セクハラも相手の感じ方次第のところがある。仕事も意欲があればブラックと感じない人もあるのではないでしょうか?」(男性/その他/38歳)という声も。また職場環境や人間関係にもよるでしょう。
「入ってみないと(自分がどう思うかも)わからない」のは真理です。が、大切なのは、さまざまなツールを駆使したり、現場で働く社員に会ったりするなどして情報を集め、自分が納得して就職活動をすすめることです。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年6月9日~2017年6月15日
対象:転職経験がある社会人の男女 計150名