面接に遅刻! あってはならないことですが、「道に迷った」「電車が遅れた」「交通事故に巻き込まれた」などなど、ハプニングが起こることもあるでしょう。遅刻をしそうなとき、あるいはしてしまったら、どうしたらいいのでしょうか?
遅刻をしてはいけないとわかっていても、してしまうもの……。ネット上の質問サイトには、
「面接に遅刻しても選考を通過できるのは何パーセントくらいでしょうか……?」
「面接に遅刻したら完全にアウトですか?」
と、遅刻してしまってから、それが評価ポイントを下げるかどうか気にする声が後を絶たちません。遅刻が許されるかどうかは、状況や企業(担当者)にもよるため、質問サイトで聞いたところでどうにもならないのですが、不安な気持ちを吐き出したいのでしょう。
「完全にアウト」かどうかは、「わからない」ということに尽きますが、JOBRASS編集では、「遅刻」についての考え方を、就職して1~2年たった社会人になりたての先輩+企業の採用担当者計111名に聞いてみました。
【面接への遅刻は絶対に許されない?】
・許されない 78.5%
・場合によっては許される 21.5%
「絶対に許されない」と答えた人は78.5%。ただし、「場合によっては許される」と答えた人も21.5%いました。
遅刻はよほどのことがない限りNGという採用担当者の声は--。
「交通機関の事故など自分の不可抗力であっても、もしそれが大規模なものでない限りはダメです。人生を左右しかねない大事な日に時間を守れないということは、姿勢の甘さを問われても仕方ありません」
「時間に余裕を持ってくるのは当たり前。わかりにくい場所なら、事前に下見しておくこと」
「時間に遅れる人は、面接も断ります」
「遅刻しても、折角来たので面接はしますけれどね……。ただ、それは学生に満足してもらうためで、遅刻した人は全員不採用にしています」
一方、「場合によっては許すこともある」という採用担当者もいます。
「最初の説明会に5分遅刻してきた人がいましたが、事前の人事への連絡も速やかで、謝罪後は諦めず食らいついてきて、熱意を感じたため採用にしました。問題は、きちんと切り替えられているかどうか。言い訳じみた遅刻の理由を延々述べたり、その後も気がそぞろだったりずっとルーズなようではダメです」
何分遅れたか、遅刻が見込まれるときの連絡の仕方、謝罪、といったことに加え、面接官次第というのが実際のところのようです。
ところで、遅刻した学生が悩むのが、遅刻後の謝罪の仕方。
「その場ではもちろん謝り、その日のうちにメールを送ったが、改めて電話をしたり、手紙を送ったりしたほうがいいか」
という相談をする就活生がいましたが、基本的にはその場の謝罪のみでいいでしょう。メールや電話、手紙での謝罪は、本人は「社会人としての姿勢」を気にしているのかもしれませんが、かえって慇懃無礼と捉えられかねません。
遅刻をしそうになったら、速やかに連絡をいれ、できるだけ早く着く努力をすること。着いたら遅刻理由を簡潔に述べ、お詫びをしましょう。また、もしその後のステップにすすめたら、「本日は改めて機会を与えていただき、ありがとうございます」とお礼を言えたら良いかもしれませんね。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2015年9月25日(金)~2015年9月28日(月)
対象:就職して1~2年たった社会人になりたての社会人+企業の採用担当者 計111名
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