今の時代、採用担当者が就活生とメールをやりとりするシチュエーションも珍しくありません。でも、採用担当者によると、就活生からのメールの件名だけでがっかりすることもあるのだとか。
今回JOBRASS編集部では、採用担当者100名に、“就活生からのメールの件名で、「これはやめてほしい」というもの”を聞き出しました。
もっとも多かったのは、件名に顔文字や記号を入れるという意見でした。質問する場合の「?」を除き、これらは本文でもNGとする担当者は多くいます。
「タイトルに顔文字、“!”“♪”などはビジネスメールとして不適切。学生のノリで、社会人マナーがなっていないと判断されてもおかしくありません。ちなみに、企業側のSNS公式アカウントがそれらを使うことがあるかもしれませんが、それは学生に親しみをもってほしいから。学生側から、親しみを……というのは、失礼にあたります」(男性/その他/42歳)
・顔文字などもってのほか。「!」もあまりよろしくない(女性/その他/41歳)
・顔文字は良くない。不真面目(男性/公務員/49歳)
・顔文字や「!」「?」を使う。タイトルはお礼などより、用件がわかりやすいとありがたい(女性/総務・人事・事務/32歳)
続いて多かったのは、「長い」というものでした! 具体的には、「先日はありがとうございました」「○月○日はいかがでしょうか?」「お返事お待ちしております」などと挨拶する、本文のような内容を書くといったもので、「件名」と「本文」がごちゃ混ぜになっていると、採用担当者は「やめてほしい」と思うようです。
・長いものはNG(女性/その他/45歳)
・長い件名を入れる(男性/総務・人事・事務/42歳)
・件名で「ありがとうございました」「お世話になります」「お疲れ様です」などの挨拶をする(男性/コンピュータ関連技術職/43歳)
一方で、「件名がない」メールも散見されるもよう。LINEなど、件名を入れないやりとりに慣れてしまっていると、うっかり忘れることがあるのかも。ある女性採用担当者(34歳)は、
「メールを送るときは、件名を入れたかどうか、また件名と内容が合っているかどうかも確認しましょう。件名と内容が合っていないというのは、“さっき送ったメール”の形式を利用して別の人にメールを送ろうとし、本文は変更したものの、タイトルが前のもののままになっていた……ということがあるようです。送る前に、一度確認するクセをつけて」
とアドバイスしてくれました。
・件名なし(女性/公務員/34歳)
・件名がない(男性/その他/42歳)
・件名と中身の内容がリンクしていない。伝えたい件名ではない時(男性/総務・人事・事務/37歳)
たかがメール、されどメール。件名ひとつで、本文を開ける前に残念に思われてしまわないよう、件名は簡潔に内容を表したものにするよう、心がけましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年4月14日~2017年4月19日
対象:企業の採用担当者 計100名