就活時、採用担当者とメールでやりとりをすることは珍しくありません。でも、そのメールに書かれた一言やメールの書き方で、採用担当者が一気に萎えることもあるのだとか……。
JOBRASS編集部では、採用担当者106名に、学生とのメールのやりとりで嫌な思いをしたことがあるかどうかを尋ねてみました。するとその結果、約2割の担当者が「ある」と回答! どういったやりとりが、担当者を不快にさせてしまったのでしょうか?
【学生とのメールのやりとりで嫌な思いをしたことがありますか?】
・ある 19.8%
・ない 80.2%
では、嫌な思いをした原因をみてみましょう。もっとも多かったのは、「敬語の使い方」でした。どうしてもカジュアルになりがちなメールですが、相手は社会人、就活生を“判断”する立場である企業の人間ということを肝に銘じたいものです。
・「~っすよね」(男性/営業・販売/39歳)
・タメ口(男性/研究・開発/43歳)
・なぜか親しげ(男性/コンピュータ関連技術職/40歳)
・敬語が使えない(男性/営業・販売/48歳)
・謙譲がない(男性/その他/43歳)
・言葉遣いが全くできてない。即不採用(男性/営業・販売/48歳)
・身内に敬語を使うこと(女性/その他/40歳)
・宛名もないですし、文末によろしくお願いしますなどの挨拶もなく、基本的な挨拶の仕方が身についていないと感じました(女性/公務員/30歳)
・こちらが質問した内容に対し、あまりに言葉足らずだったとき(男性/営業・販売/36歳)
・文章力がなく、意味が伝わらないためやり取りが増えました(女性/公務員/30歳)
・論文のように長いメールで中身がない(男性/総務・人事・事務/42歳)
・どこかのテンプレートをコピペしてきたのか、本文中に「○月○日」など、例文のままの表記が残っていた(男性/コンピュータ関連以外の技術職/40歳)
・返信がなく、音信不通(男性/その他/36歳)
・レスポンスの遅さ、これが仕事ならあり得ない(男性/営業・販売/31歳)
・体調が悪かったことを盛んにPR(男性/総務・人事・事務/42歳)
・遅刻したとき、自分に都合のよい言い訳(男性/営業・販売/31歳)
「連絡事項だけだし、返信しなくてもいいかな」「宛名はなくても意味は伝わるし、いいかな」ではありません。メール一通一通のやりとりからもふるい落としは始まっていると思って、言葉づかいは丁寧に、そして返信はすぐ送るなど、誠実に対応するようにしましょう。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2017年2月10日~2017年2月17日
対象:企業の採用担当者 計106名