大変そうなイメージがつきまとう就活ですが、「就活があったからこそ、今の自分がある」と振り返る社会人は多いもの。JOBRASS編集部では、そんな社会人130人に、就活で「得た」ことを教えてもらいました。
自分では「この会社に行きたい!自分は向いている!」と思っても、そううまくいくものではありません。心が鍛えられた、という声多数。
・お断りメールにも折れない心(女性/その他/29歳)
・ストレス耐性です。就職活動を行う上では、人事の方とやりとりしたり面接を受けたりなど、ストレスを感じる場面が多くありました。失敗を何度かしながら、ストレス耐性がなかった私は耐性を得ることができました(男性/その他/26歳)
・挫折(女性/その他/33歳)
・折れない心。就活は上手くいくことばかりではなかったからです(女性/総務・人事・事務/27歳)
折れない心と通じますが、社会の厳しさを痛感するとともに、周囲に感謝する心が芽生えたという声も寄せられました。
・甘くない(女性/その他/25歳)
・謙虚な気持ちや感謝する気持ち(男性/その他/25歳)
・社会で働く厳しさ(女性/総務・人事・事務/30歳)
・社会は、人の活動・責任で回り、成り立っているということ(女性/その他/25歳)
・周りへの感謝(女性/その他/30歳)
・人との関わり方。社会は人で成り立っているということ(女性/その他/24歳)
就活では自己PRや企業研究などを通じ、「自分」というものを考えるきっかけになります。「知らない自分を知ることが出来た。就活をしなかったら発見出来なかった」(女性/その他/30歳)という声も。
・客観的に自分を知ることができた(女性/その他/30歳)
・近い将来と遠い将来どうなりたいのか考える時間を得た(女性/総務・人事・事務/28歳)
・自分の内面について改めて考えられたこと(男性/その他/35歳)
・自分の良い面、悪い面、得意分野、不得意分野が明確にわかった(女性/総務・人事・事務/27歳)
・自分を理解することができた(女性/デザイン関係/27歳)
「自分を知る」過程では、「自分が思っている自分」だけでなく、「他人から見えている自分」を客観視することができるようになります。
・興味のないことはやはり無理にやっても相手にバレること(女性/営業・販売/32歳)
・言葉で伝えることの大切さ(女性/コンピュータ関連技術職/23歳)
・自分の意見をはっきり伝えるスキル(女性/営業・販売/26歳)
・身だしなみの大切さや、言葉の使い方で自分の印象が良くも悪くもなることがわかった(女性/その他/24歳)
・自分が客観的にどう見られているかを学ぶ、またとない機会でした(男性/総務・人事・事務/26歳)
思うようにいかないことも多い就活で、自分の人生をなんとか切り開いていくという実感は、自分に力を与えてくれます。
・自信を得ることができました(男性/営業・販売/33歳)
・自分を信じて努力する力(女性/その他/31歳)
・人生は自分の力で切り開いていくんだな、という自覚と自信(女性/営業・販売/30歳)
否が応でも自己アピールをし、面接に臨まなくてはならない就活。度胸や人前で話す力も自然に身につきます。
・人前でしゃべる度胸(女性/総務・人事・事務/31歳)
・人前で話すのが苦手じゃなくなった(男性/その他/29歳)
・度胸がつきました。知らない人と1対1もしくは1対複数で、自分を評価する人と関わることができたので、自分を磨くことができた(女性/その他/27歳)
・緊張感に勝つこと(女性/公務員/27歳)
就活があったからこそ、社会人マナーや一般常識をスムーズに身につけることができたという声も多くみられました。
・ビジネス上での常識、マナー(女性/その他/25歳)
・挨拶、名刺の渡し方、環境により化粧の必要性や、周りに合わせなければならない協調性(女性/総務・人事・事務/26歳)
・言葉づかい(男性/コンサルタント/24歳)
その他、「友人と協力して面接練習をしたり、情報交換をしたりしたことで、仲間が増えた」(女性/その他/23歳)など、就活を通じて仲間や知り合いが増えたという人や、「様々な会社に“土足”で踏み込めたこと(男性/総務・人事・事務/27歳)という声も。そう、社会人が口を揃えるのは、「いろんな業界の、さまざまな企業を見ることができるのは就活のときだけ」ということ。どうせならばできる限り楽しんで自分の視野を広げるつもりでできると良いですね。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年11月11日~2016年11月21日
対象:社会人1~2年目の男女 計名130名