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就活とは、学生が自分を企業に“売り込む”活動。うまく内定をもらえることがある一方で、“お祈り”されることもよくあることです。でも、学生にしてみれば、自分の何が足りないのか、理由で内定がもらえないなんて、イマイチ納得がいかない！
 
そこでJOBRASS編集部では、採用担当者115名に、これまでに、「ここが違えば（こうだったら）採用なのにな……」と思った、“惜しい”学生がいたかどうかを尋ね、「いた」という担当者には、どこが惜しかったのかを教えてもらいました。学生が気づかない、自分の“惜しい”ポイントとは？
 
【これまでに、ここが違えば（こうだったら）採用なのにな……」と思った、“惜しい”学生はいましたか？】
・いた　26.1%
・いなかった　73.9%
 

 
「いた」と答えた採用担当者は26.1％と、4分の1を超えました。これはなかなか高い割合なのでは……？　では、どこが “惜し”かったのでしょうか？
 

 1位：言葉遣い、話し方が悪い

 
もっとも多かったのは、言葉遣いや話し方について。内容がよくても、言葉遣いが悪かったり話し方がボソボソしていたりすると、“コミュニケーション能力にモンダイあり”と思う担当者は多いようです。
 
・意欲はあったが言葉使いが悪かった（男性／コンピュータ関連以外の技術職／42歳）
・時間が経つにつれてタメ口がちょろちょろ出てくる（男性／その他／44歳）
・ハッキリとしていない口調（男性／その他／43歳）
・謙虚というより自分に自信がない感じで話されると、こちらも採用を躊躇してしまう（男性／営業・販売／49歳）
・終始オドオドした口調で、目をあわせる回数も少なかった。緊張しているだけに見えたので私はOKだったが同席の上司からNGが出てしまった（男性／研究・開発／32歳）
・発言はしっかりしているし、ある分野の知識も深いようだったので、出来れば採用したいと思ったが、終始笑顔が見られず、ボソボソ話した。コミュニケーション能力の低い人間は不要なため不採用にした（女性／その他／42歳）
 

 2位：身だしなみが整っていない

 
2位は「身だしなみ」でした。能力や人柄はOKなのに、身だしなみで不採用とはもったいない！　学生が思っている以上に、「身だしなみ」は重視されているのです。
 
・身だしなみ（女性／コンピュータ関連以外の技術職／38歳）
・身だしなみがだらしない所があり、落とした（男性／営業・販売／39歳）
・身だしなみと髪型（女性／その他／42歳）
・能力は申し分ないのに、服装がよれよれだったことがある（男性／研究・開発／42歳）
・スーツがしわしわな学生がいて、それさえなかったら完璧な方でした（女性／その他／30歳）
 

 3位：「その会社で働きたい」という情熱が感じられない

 
学業も自己分析も問題ないのに、“その先”、つまり「その会社で働きたい」という情熱が感じられない学生。採用する側にしてみれば、“就職先はどこでもいい”と思っているような学生より、「是非そこで働きたい」と思ってくれて、自分たちも「是非この学生と一緒に働きたい」と思える学生を採用したいのです。
 
・アピールが弱い（男性／営業・販売／51歳）
・積極性にかける（男性／その他／56歳）
・一般的に考えれば良い人材に感じるのだろうけれど、何か情熱を感じられなかった（男性／総務・人事・事務／53歳）
・自己分析は完璧だったが、志望動機がありがちなものだったのは残念（男性／営業・販売／40歳）
・自己分析は出来ても、前向きさや将来ビジョンが見えないことです（男性／コンピュータ関連以外の技術職／49歳）
・自身の海外留学体験・保有資格などの自慢話ばかりで当社の仕事内容について質問が少なく、能力はあると感じたが協調性が足りないと感じ、不採用にした（女性／その他／45歳）
 

 4位：面接での回答内容がズレている

 
ハキハキしているし、好人物そうではあるものの、回答内容がマニュアル通りだったり、ズレていたりするというケース。聞かれたことには、自分の言葉で簡潔に回答することがポイントです。
 
・とても感じがいいが、答えが的を射ていない（男性／その他／43歳）
・はきはき答えていたが、自分の言葉が少なかった（男性／その他／51歳）
・話がすごく面白く、好人物だったが、質問に対する回答から論理思考が弱いと感じ、業務適性がないと判断（男性／その他／36歳）
 

 5位：面接以外での態度が悪い

 
担当者がチェックしているのは、面接の場だけではありません。会社の入り口での様子や、廊下での態度もみています。最近では「親がついてくる」学生がいることがチラホラ報告されているほか、四六時中スマホをいじる学生は、もはや珍しくないようです。
 
・会社まで親がついて来て、何事も親がしていた（女性／その他／31歳）
・退出後、すぐスマホを見ながら廊下を歩く姿を見てしまった（男性／その他／55歳）
 
“お祈り”されるのを避けるためにも、“落とされる”ポイントはなるべく減らして面接に臨みたいものですね。面接のときは、採用担当者が明かしてくれた“惜しい”ポイントに気をつけて！
 
 
【調査概要】
方法：JOBRASS就活ニュース調べ（インターネット調査）
調査期間：2016年12月9日～2016年12月19日
対象：企業の採用担当者　計115名