学生の間は茶髪で濃いメイクが大好きでも、就活の面接では一般的に黒(っぽい)髪、派手過ぎないメイクが好まれるものです。それが「社会人としてマナーがきちんとしている」という印象につながるのですね。
就活生は、自分が「どう見えるか」に気を配ることも大切です。JOBRASS編集部では、社会人130人に、面接を受けるにあたり、自分の「見た目」に変化をつけたかどうかを尋ね、さらに「変化をつけた」という人には、どのような変化をつけたのかを聞いてみました。
【面接を受けるにあたり、自分の「見た目」に変化をつけましたか?】
・変化をつけた 45.4%
・変化をつけなかった 54.6%
「変化をつけた」という人は、45.4%。半数近くの人が、なんらか“普段の自分”とは違えることを意識したようですね。では、どのような変化をつけたのでしょうか?
黒髪にした、髪色を暗くしたという人が最多。また前髪が目にかかりすぎないようにし、短く整えたという人や、女性はうしろできれいに束ねたという人も目立ちました。また、面接中に髪の毛を触る行為は、採用担当者にとってあまり気持ちのいいものではありません。見た目の清潔感に加え、自分で髪の毛が気にならないようにすることも大事です。
・黒髪に戻した(女性/総務・人事・事務/29歳)
・それまで固めてとんがっていた髪型をお坊ちゃま風にした(男性/その他/30歳)
・黒髪にして、前髪をきれいにすることを意識した(女性/総務・人事・事務/31歳)
・長めだった髪型を短くし、染めていた髪の毛を黒く戻した(男性/コンピュータ関連以外の技術職/33歳)
・長髪なので、束ねるときに清潔感のある髪型を心掛けた(女性/総務・人事・事務/27歳)
・髪の毛をまとめて、一日中歩いてもボサボサにならないようにした(女性/コンピュータ関連技術職/27歳)
・髪型を必ずきれいにまとめて、できる女を見せた(女性/その他/27歳)
・前髪が長めだったためピンでとめた(女性/コンピュータ関連技術職/23歳)
・普段は特に気にしてなかったが清潔感が出るように髪が乱れないようにした(女性/営業・販売/30歳)
・普段は髪型がロングで下ろしているがひとつに結った(女性/総務・人事・事務/28歳)
・面接中に髪の毛をさわらないですむようにセットした。(女性/営業・販売/28歳)
・普段は乱雑に髪を縛り化粧もしないが少しでも良く見られたいので髪をピンでとめ化粧もし、こ綺麗に見えるよう努力した(女性/総務・人事・事務/26歳)
カラーコンタクトをやめた人、メガネからコンタクトレンズにした人。あえてメガネを使うなど、訪問企業によって使い分けたという声もありました。
・カラーコンタクトをクリアコンタクトに(女性/その他/27歳)
・メガネをやめた(女性/総務・人事・事務/30歳)
・いつもはメガネをかけていましたがコンタクトレンズにしていきました(女性/研究・開発/27歳)
ナチュラルメイク、そして元気にみえるようなメイクもポイントです。
・ナチュナルメイクに変えました(女性/会社経営・役員/29歳)
・化粧の仕方を、いつも以上に素肌っぽく仕上げたり、清楚なイメージになるように心掛けました(女性/その他/25歳)
・笑顔がよく見えるようなメイク、口紅をきちんと塗る(女性/その他/30歳)
・元気そうに見える化粧をした(女性/コンピュータ関連技術職/23歳)
これまであまり化粧をしなかったという人からは、「するようになった」という経験談も。化粧をすることで、顔色が良く見えるようにもなりますね。
・軽く化粧をするようにした(女性/営業・販売/32歳)
・今までファンデーションを使った事がなかったが、使うようになりました(女性/その他/31歳)
・就職活動をするにあたり、化粧品を購入し、化粧をするようになりました(女性/コンピュータ関連以外の技術職/31歳)
とりわけ男性からは、「眉毛」に気を遣ったという声がありました。また男女ともに、眉毛は「太め」が良さそう、というアドバイスも。
・清潔感があるように普段から髭をしっかりとして眉毛もボサボサではなく、ナチュラルに整えた(男性/その他/31歳)
・眉毛を少し太めに整えるようにしていました。何となくですが、それにより誠実なイメージを与えたいという作戦でした(男性/その他/27歳)
・眉毛を太くした(女性/その他/29歳)
たかが見た目、されど見た目。見た目に気を遣うことができるかどうかは、社会人としての第一歩です。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース調べ(インターネット調査)
調査期間:2016年11月11日~2016年11月21日
対象:社会人1~2年目の男女 計名130名