OB・OG訪問をしたい旨のアポイントの電話やメールを送った際、高確率で先方から場所の指定が入るため、悩むことは少ないと思いますが、場合によってはこちらがOB・OG訪問の場所を決めなくてはいけないシーンもありますので、そういった場合にどんな場所を指定すればいいのかをお伝えします。
まずは、こちらがOB・OG訪問の場所を決めなくてはいけない場合に覚えておくべき鉄則をご紹介していきます。鉄則といっても社会にでれば基本的なことですので、そんなに難しいことをするわけではありませんので、安心してください。
OB・OGにとって都合のいい場所とは何なのか、考え方としては3つあり、最も無難な場所としては「会社の近くであること」でしょう。
他にも、
2:帰り道の途中であること
3:よく飲みに行く場所であること
というのが考えられますが、だいたい会社から近い場所であれば間違いはないと思います。場合によっては社内でOB・OG訪問ができることもありますが、昼間は仕事をしている方も多いので、邪魔にないならない外で会うのが良いかと思います。
都合の良さで言えばOB・OGの最寄駅が良いのかもしれませんが、時間帯が遅いこともあり、最初からここを指定するのは避けた方が良いでしょう。これを打診するのは2回目や3回目のOB・OG訪問を検討しているタイミングで良いかと思います。
OB・OG訪問を何度もやるメリットはそんなにありませんが、もし1回目で話し足りないことがあるのであれば、同じ人に何度も会いに行くのは悪いことではありません。
もしかしたら、回を重ねるたびにいろいろな話を聞かせてくれるかもしれませんし、普段会社では言えないようなフランクな会話ができる可能性は高いかと思います。
先方から居酒屋を指定された場合、(あまり多くはありませんが)酒の席はやはり話も弾みますし、仕事終わりにビールが飲みたいのはどこの社会人も一緒です。
普段あまり飲まない学生の方であれば少し敬遠するかもしれませんが、相手が喋りやすい空間を用意することが、話をしてもらう為の鉄則です。アルコールが入ることで、会社の深い部分の話を聞ける可能性は高いのではないでしょうか。
こちらがOB・OG訪問に時間を割いてもらっているという状況ですので、自分の家から近いであるとか、大学の近く、通学路の途中といった自分都合の場所選びはNGです。
もちろんバイト先の近くもNGですが、基本的には相手の会社から遠い場所を選ぶのは、やめましょう。会社から遠い場所を指定されて喜ぶ人間はいませんので、適度な距離であることを意識しましょう。
大体の目安ですが、昼間にOB・OG訪問へ行くのであれば、会社から徒歩5分圏内、遠くても10分圏内である場所を選ぶべきですね。
うるさすぎてもダメですが、静かすぎて話が全部聞こえてしまうのも問題です。ですので、適度に声が周りから聞こえてくる程度のうるささが必要になります。「うるささ」というと聞こえが悪いですが、周りが適度に話していることで、自分達の会話にも集中できるといった効果があります。
どんな状況でも自分の会話に多くの方が注目するのはなかなか恥ずかしい話です。周りが静かになると、自分の声も小さくなる経験をしたことがあるかと思いますが、それは社外では顕著に現れてしまいますので、喧騒はある程度必要になる要素であると覚えておきましょう。
あなたが会いに行ったのは、担当してくれるOB・OGの方だけかもしれませんが、OB・OG訪問を受け入れてくれた他の社員の方とすれ違ったら、必ず挨拶をしましょう。立ち止まって大声で言う必要はありませんが、愛想よくしておくことにマイナスの要素はありません。
出来るだけ礼儀正しくしておけば、他の社員の方の印象もよくなりますので、場合によっては選考に有利となる可能性もゼロではありません。いつどんな方が見ているかは分かりませんので、会社内で他の社員似合った場合は会釈することをおすすめします。
OB・OG訪問でお店を選ぶ場合、飲み物や食べ物の値段が高すぎるようなお店は避けましょう。昼時に行けばランチぐらいはするかもしれませんが、自分でお金を払うとしても、コーヒーやドリンク1杯が1,000円するような店舗は敷居が高すぎるでしょう。
自分も相手も気を使うような場所では話も弾みませんので、適正価格のお店を選ぶのもポイントです。では、適正価格のお店とはなんなのかという話ですが、ワンコインランチであればベストです。
ワンコインでなくても、600円〜800円程度のお店であればベターかと思います。会社の場所によっては1,000円を超えるようなお店しかない場合もあるかと思いますが、できるだけ事前にお店の情報を調べておき、適度なお店を探し出しましょう。
OB・OG訪問に行った際、お店を選ぶ時の基準みたいなものは後ほどご紹介しますが、もしOB・OGがお店でお金を出してくれた場合は、きちんとお礼は言うようにしましょう。
奢ってくれるであろうと言う気持ちでは行かず、自分の分は自分の分で出すような姿勢を持っておくのが大事です。
次に、OB・OG訪問でよく挙げられる場所をいくつかご紹介していきます。
最もオーソドックスかつ手頃な場所はカフェですね。どんなカフェを選べば良いのかで迷うことはないかと思いますが、ドトール、スターバックス、タリーズ、サンマルクカフェあたりが王道ですね。他にも大手のチェーン店などであれば間違いはありませんが、あまりにも人気店などを選ぶと時間制限がある場合もありますので、できればそういった場所は避けたほうがよいでしょう。
ほどよく話し声が聞こえて来て、オープンテラスのため風通しがよく気持ち異空間ですのでオススメです。天気が良い日は気分の良くなりますし、働いている社会人にとっても、ちょっとした非日常を味わう事ができるため、気分転換員ちょうど良いかもしれませんね。
長時間居ても迷惑になりにくく、ドリンクバー等もあるので安く、昼時に料理を頼んでも高額なものにはなら無いので安心できるというメリットも大きいですね。
最初のOB・OG訪問から居酒屋を選ぶのは勇気が居るとは思います。時間帯も遅いですし、飲みながら話せるという利点は他のカフェ等に比べると大きなポイントではありますが、少々ハードルが高いとは思います。
そういった場合は、昼間の居酒屋ランチが出来るところが無いか、検討してみるのはありだと思います。さすがに昼間から飲めるワケではありませんが、居酒屋ランチはワンコインでやっている事が多く、金銭面でもメリットがある事、個室があるので周りの話し声も気にならないことなどから、昼間の居酒屋を選ぶ利点も多い事は覚えておくと良いかもしれませんね。
OB・OG訪問としてのおすすめ場所をご紹介してきましたが、もし自分たちが場所選びをするのであれば、今回の内容を参考に、OB・OG訪問の場所選びをして頂ければと思います。もちろん今回ご紹介した場所以外を選んで頂いてもいっこうに問題ありませんが、奇抜すぎる場所選びはかえってマイナスになる可能性もありますので、十分吟味して検討して頂ければと思います。